2.植物の世界
(4)被子植物(単子葉類)のなかま
(9)わあ、楽しい! 草花あそびの世界
(624)竹ん玉作りにチャレンジ!
「花ちゃん・オー君。竹馬は上手に乗れるようになったかな。」
「わたしは今いちですが、オー君はとても上手に歩けるようになったんです。」
「そんなにほめられちゃうと、はずかしいなあ。でも、ともかく練習ですね。」
「へえー。上手に乗れるようになったの。すごいね。たくさん練習したんだね。」
「もちろんです。朝起きて、学校に行く前に練習、学校から帰ってきたら、すぐ練習。そして、夜も外灯の下で練習したんだもん。」
「えっ! そんなに練習したの。オー君すごい!」
「モンタ博士もすごいと思うよ。ともかく楽しく努力すれば、必ず乗れるようになるから、花ちゃんもファイトだよ。応援しているよ。」
「ありがとうございます。竹馬って、竹のさわった感じって、いいですね。」
「今、花ちゃんが言った、竹のさわった感じって言葉がいいね。あたたかみがあっていいね。そこで、モンタ博士はね、竹馬の他にも竹である物を作ったんだよ。」
「ある物って、何ですか。教えてください。」
「それでは、発表しよう。モンタ博士オリジナルの『竹ん玉』だ。いいだろう。」
「『竹ん玉』⋯⋯? けん玉は、聞いたことがありますが⋯⋯。」
「ぼくも初めて聞く言葉です。どんなものなんですか?」
「ジャーン! これが『竹ん玉』だ。」
「どうやって遊ぶのですか。」
「とてもかんたんだよ。写真の1の竹の筒の部分を持ってね、それについているリングのような竹の輪を写真2のように入れるだけだよ。」
「へえー、おもしろそうですね。」
「それからさらに、改良・発展バージョンとして、写真3と4を見てごらん。」
「3を見ると、竹のリングというか、竹の輪は1つではなくていいんですね。いろいろな大きさがあると楽しくなりますね。」
「そうだよ。いろいろと遊び方も自分たちで考えればいいのさ。では、かんたんな大きな輪からやってみようかな。さあ、チャレンジだ!」
「4を見ると、2本になっていますね。これも楽しい工夫ですね。」
「それから、4の大きい輪のひもが長いんですね。わたし、いろいろと挑戦します。竹馬は、オー君に負けちゃったけど、これなら自信あります。何てったって、花ちゃんは『けん玉』得意少女なんですよ。」
「なかなかうまくいかなくても、集中力でがんばるぞ。まかせとけ。」
「二人とも楽しそうに遊んでいるけど、自分の『竹ん玉』はほしくないのかな。」
「それはもちろんほしいです。」
「マイ竹ん玉があれば、いつでも練習できますね。」
「そう言うと思ってね、竹ん玉の材料を用意しておいたよ。」
「本当ですか。わーい、ヤッター! うれしいな。」
「でも、どうやって作るのですか。道具はどうするのですか。」
「そうだね。竹用のノコギリ、タコ糸があればいいね。ナタも使うけど、これはモンタ博士がやってあげるから、だいじょうぶだよ。」
「モンタ博士! 早く作りたいです。」
「それでは、今からみんなで作ってみようね。まず、1のように竹を切って、上の部分を少し残すんだ。そして、ナタで割るようにするとできあがりさ。」
「切った後はどうするのですか。」
「あとは、ひもをつければOKだよ。最近は自分で作って遊ぶということが少なくなっているでしょ。だから、このように、竹馬や竹のけん玉で遊ぶということは、いいことだと思うよ。」
「そうだよね。テレビゲームでは、遊ぶというよりも遊ばされている感じだもん。よーし! 今から竹ん玉作りにチャレンジだ。」
「さあ! 作りましょう。遊びましょう。楽しみましょう。」
モンタ博士特製の「知恵の木のつみき」の竹バージョン
「
てくてく自然散歩」№516には、『
知恵の
木のつみき』として、右のコナラの写真のように立体型ジグゾーパズルを紹介しましたが、今回は、竹バージョンで作ってみることにしました。やり方は、№516と同じようにとてもかんたんで、いくつかの竹の輪を順序よく正しくつみ重ねるというものです。竹の輪の大きさなどに注目しながら完成されるものです。下の写真のようにして、積み上げてみましょう。