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花ちゃん・オー君・モンタ博士のてくてく自然散歩シリーズ
2.植物しょくぶつ世界せかい
 (3)被子植物ひししょくぶつ双子葉類そうしようるい)のなかま
(38)オオイヌノフグリのひみつ①
オーくん
「この(まえ)さ,(こう)(てい)(あそ)んだ(あと)に,みんなでロゼット状態(じょうたい)(くさ)()たよね。」

花ちゃん
「そうね。いっぱいいろいろなロゼットがあったわ。それまでは,ちっとも()がつかなったけど,よく()ると,いろいろな(かたち)のものがあるのね。」

オーくん
本当(ほんとう)だね。ロゼットというのは,どれもこれもみんな地面(じめん)にピタッとはりついる(かん)じだね。」

「そのとおりだ。ロゼットのことは,この(まえ),お(はな)ししたけど,そこで大切(たいせつ)なことは,お話を()いただけではダメなんだということだよ。実際(じっさい)自分(じぶん)()(たし)かめることが大切なんだよ。自分の目で()たことはうそつけないもんね。実際(じっさい)に自分の目で見て,()でさわって,においをかいでみることがとっても大切なことなんだよ。」
モンタ博士

花ちゃん
五感(ごかん)使(つか)って観察(かんさつ)するということですね。」 zzz

「そうだよ。自分(じぶん)(からだ)実験(じっけん)観察(かんさつ)機械(きかい)・マシーンにすればいいのさ。」
モンタ博士

オーくん
「なーるほど。よく()かりました。これからも()()(はな)などを使(つか)っていろいろと観察(かんさつ)することにしますね。ところで,この(まえ),ロゼットの観察を()えた(あと)に,オオイヌノフグリをみんなで(さが)したね。(はじ)めはどこにあるのかなと(おも)ったけど,あちこちにあったね。」

写真
オオイヌノフグリ
花ちゃん
「オオイヌノフグリって,とってもかわいい(はな)(わたし)大好(だいす)きです。」

「モンタ博士(はかせ)大大(だいだい)大好(だいす)きだよ。」
モンタ博士

オーくん
「そうだね。ぼくもオオイヌノフグリについては()っていたけど,あんなによく()たのは(はじ)めてだったね。(あお)いお(はな)の花びらにもっと青いすじが飛行機(ひこうき)(ぐも)みたいにあざやかにきれいだったね。」

「ほほー。なるほど,よく()ているね。感心(かんしん),感心だね。(あお)いすじを飛行機(ひこうき)(ぐも)にたとえるなんて,さすがだね,オー(くん)。」
モンタ博士

オーくん
「いやー。それほどでもないですね。ところで,この(まえ),オオイヌノフグリを観察(かんさつ)している(とき)に,だれかがが『フグリというのは,キンタマのことだ』と()っていたけど,本当(ほんとう)なの。」

「そのとおりだよ。オオイヌノフグリというのは,イヌのキンタマという意味(いみ)だよ。だれがつけた名前(なまえ)だろうね。」
モンタ博士

花ちゃん
「まー。お下品(げひん)ですね。(わたし),はずかしいわ。でも,あんなにきれいなお(はな)なのに,名前(なまえ)がどうも・・・ですね。」

名前(なまえ)なんて,どうせだれかがつけたものさ。あんまり()にすることないよ。それよりも,(はな)()て,その特徴(とくちょう)自分(じぶん)なりにつかんで,自分で名前を(かんが)えてつけてしまうのもおもしろいと(おも)うよ。」
モンタ博士

オーくん
「なーるほど。そのとおりだ。(たと)えば,オオイヌノフグリじゃなくて,『(あお)すじ飛行機(ひこうき)(ぐも)(ばな)』とか,かな。」

「うん。なるほど。うまい。うまい。そのとおりだね。」
モンタ博士

花ちゃん
「こんなのどうかしら。コバルトブルースモールフラワーなんて,どうかしら。」

「うん。なるほど。これもまたうまい名前(なまえ)だね。感心(かんしん)感心(かんしん)だね。もっと,もっと,いろいろな名前を(かんが)えて(たの)しんじゃおう。そのためにも,何度(なんど)も何度も,オオイヌノフグリを観察(かんさつ)してごらん。さてと,モンタ博士(はかせ)は,(なん)という名前をつけようかな。」
モンタ博士

写真
オオイヌノフグリ
   てくてく自然散歩シリーズ
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