小学校 社会科クイズ

(3)貴族きぞくのくらし(6年生)


Q1

平安へいあん時代になると貴族きぞくが力をもつようになり,生活も変化してきました。このころ生まれた文化はどれでしょうか。
(1)源氏物語げんじものがたり  (2)百人一首ひゃくにんいっしゅ  (3)茶の湯 (4)すみ絵



答え

(1)源氏物語 と(2)百人一首です。


解説

茶の湯とすみ絵は,室町時代のものです。このころから日本風の文化が多く生まれ,現在まで受けつがれているものがたくさんあります。


Q2

10世紀になり,貴族きぞくが政治を動かすようになりました。このころ栄えた文化とちがうものは,次のどれでしょうか。
(1)十二単じゅうにひとえ (2)かな文字  (3)漢字  (4)囲碁いご



答え

(3)漢字


解説

漢字は,5~6世紀のころ今の中国から伝わり,当時の朝廷は漢字や仏教を積極的に取り入れました。そのほか,着物では十二単じゅうにひとえ,文字ではかな文字,囲碁いごなど,すべて貴族中心の世の中で広まったものです。十二単は,宮殿きゅうでんのなかでの女性の正装せいそうでした。かな文字は,漢字をくずしてつくられました。囲碁はすごろくとともに,庶民しょみんの遊びとしても広まりました。


Q3

平安へいあん時代に,朝廷ちょうていで高いくらいについて政治を行っていた人たちを何とよんでいますか。



答え

貴族きぞく


解説

貴族と呼ばれた人々は,朝廷から認められて高いくらいについていた人たちです。位にはいくつかの順番がありました。位によって与えられるもの,今の言い方では収入が決まっていました。教科書では,貴族の代表的な人物の一人として,藤原ふじわらの道長みちなががあげられていますが,ほかに大勢いました。


Q4

平安へいあん時代に貴族きぞくにとどまらず,大勢の人々が仏教の教えのなかから,苦しみのない世界を連想れんそうして生きていました。こうした世界を何とよんでいましたか。



答え

極楽ごくらく浄土じょうど


解説

仏教の教えの一つであり,阿弥陀仏あみだぶつなどがいるとされ苦しみのない世界のことをいいます。貴族たちは,一見はなやかに見えるくらしの半面で,さまざまな人間関係や,家族におきる病気や死などの苦しみは少なくなく,死後に行ける世界を気持ちのなかに願っていました。


Q5

平安へいあん時代に生きた人々の気持ちからめばえた文化は,たくさんあります。それとは関係がないものは,次のどれでしょうか。
熊野くまのもうで  平等院びょうどういん鳳凰堂ほうおうどう   大宰府だざいふ政庁  阿弥陀堂あみだどう



答え

大宰府政庁


解説

大宰府政庁は,西国さいごく防衛ぼうえいの役割をにない,九州全体を治めた役所です。そのほかの熊野もうで,平等院鳳凰堂,阿弥陀堂は,極楽ごくらく浄土じょうどに対するあこがれが強まり,世の中に対する不安から生じた仏教の思想とつながっています。京都きょうと府にある平等院鳳凰堂は,藤原ふじわらの道長みちながの子,藤原頼通よりみちてた阿弥陀堂です。阿弥陀堂は各地につくられました。


Q6

へいあん時代に栄え,サッカーのリフティングににている伝統的な球技は,なんとよばれていますか。



答え

けまり


解説

けまりは,鹿しかのかわでつくったまりを一定の高さでけり続け,その回数をきそいます。 平安時代に貴族きぞくの間ではやり,のちに鎌倉かまくら時代には武士の間にも広まりました。こうしたちょうていの行事にとどまらず,しょみんの生活までさまざまな場面を描いたものに,年中行事ねんちゅうぎょうじまきがあります。


Q7

へいあん時代の年表をまとめてみましょう。(1)から(4)にあてはまる言葉を書きましょう。



答え

(1)京都(平安京) (2)遣唐使けんとうし  (3)藤原ふじわらの道長みちなが (4)平氏へいし






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