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「あ！ タヌキだ。」 |
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「あ！ ハクビシンだわ。」 |
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「それに、アナグマだね。」 |
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「いつも玄関（げんかん）のところにあるから、おいら、いつも『おはよう』ってあいさつしてるよ。」 |
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「そうね。タヌキもハクビシンもアナグマもみんな哺乳類（ほにゅうるい）だから、とっても身近なお友達という感じですね。ところで、モンタ博士、それぞれの動物には、どのようなとくちょうがあるんですか。」 |
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「オー君がくわしいよ。」 |
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「えっへん。まず、タヌキは犬の仲間なんだ。においをかいだり、音を聞いたりするのは得意なんだよ。でも、目はあまりよくないんだ。」 |
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「目があまりよくないので、昼間より夜に活動するのかもしれないわね。」 |
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「そうかもしれないね。」 |
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「それから、タヌキはとても清潔（せいけつ）ずきなんだ。自分の巣（す）をウンチでよごしたりはしないんだ。」 |
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「それじゃ、どこで、ウンチするの。」 |
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「ウンチは、タヌキがいつも通る道で、決まった場所にしかしないんだよ。」 |
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「ちゃんとしたトイレみたいなものがあるの。」 |
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「トイレとはいえないけど、決まった場所にするんだよ。それで、『タヌキのためぐそ』とも言うんだ。」 |
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「では、ハクビシンって、どんなとくちょうがあるの。」 |
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「へえー！ そうなんだ。それから、体には、どんなとくちょうがあるの。」 |
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「どうがともかく長くて、足が短い。鼻（はな）が丸くて目立つね。それに目のまわりの黒いもようがあるのがふつうだね。」 |
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「ハクビシンは、ジャコウネコ科のもので、ハクビとは、漢字で「白眉」で鼻のところに白いスジのようなものがあるからなんだ。」 |
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「アナグマって、クマの仲間なの。」 |
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「アナグマはタヌキににているけど、イタチの仲間なんだ。タヌキよりさらに足が短くてがんじょうにできているんだ。タヌキとは、鼻の形がちがっていて、少しだえん形だね。」 |
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「なんで、アナグマっていうの。」 |
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「前足を見てごらん。大きなつめがあるだろう。あなほりが上手なんだよ。それでアナグマっていうわけさ。また、ササグマ・ムジナともよばれているね。」 |
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「ほかにどんなとくちょうがあるの。」 |
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「そうだな、タヌキと同じくにおいをかいだり、音を聞いたりするのは得意なんだ。そして、タヌキと同じく、目はあまりよくないね。」 |
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「オー君はいろいろくわしいね。哺乳類（ほにゅうるい）博士だね。」 |
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「あ！ それから、野生の動物はいろいろなばい菌（きん）を持っているから、かってにさわっちゃいけないよ。でも剥製（はくせい）ならOKなんだ。」 |
