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ということで,オー君は図鑑を探しに図書室にすっ飛んで行ったとさ。すると……。 |
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わしの仲間のくちばしを見てごらんよ。鳥やけものの肉をひきさきやすいように,みんな先がまがっているよ。」 |
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カワラヒワやシメ,イカルなどの鳥は,木の実が好きだろう。それで,固い木の実をわるために,じょうぶでしっかりしたくちばしが必要なんだ。」 |
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そうか。木の実を専門に食べる鳥のくちばしはペンチににているわ,何だか。オー君。おもしろくなってきたわね。いろいろ調べてみたら,もっと大発見ができるわよ。」 |
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コゲラなどのキツツキ類は,木のみきをつっつくだろう。だから,これまたじょうぶでとがったくちばしになっているんだ。」 |
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そうか。木に穴を開けて中の虫を食べるんだから大工さんが使う『のみ』のようになっていないとだめなのね。」 |
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まだあるぞ。川や海の近くにいる鳥で,砂の中の虫などを探してえさをとるシギなどの仲間はくちばしが長いんだ。」 |
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なるほど。これは,ごはんを食べるときのはしに感じがにているかな。」 |
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ペリカンという鳥もいるよね。こいつは,特にくちばしがおもしろいと思ったら,こいつらは,たぶん魚をすくって食べるんじゃないかな。」 |
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そうか。くちばしがバケツの役目をしているというわけね。大きなくちばしなら,どんどん,魚もとれるということね。」 |
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花ちゃん。ヨタカという鳥は飛びながら虫をすいこみやすいように,くちばしができているんだ。」 |
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オー君のもっている虫取りあみににているわ。あれ? モンタ博士。いたんですか。何か元気がないみたいですね。どうしたんですか。」 |
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あーあ。モンタ博士がお話ししようと思ったことを二人でどんどん大発見してしまうんだもん。モンタ博士はひまになってしまうよ。あーあ。つまんないの……。しょぼん。」 |
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