NO.242

クリの実の観察をしよう

「さあ! もうすぐ夏休みだ。うれしいなー。あれもやりたい、これもやりたい。山にも海にも行きたい。それから、それから・・・・・・。」
「それから、宿題もちゃんとやりましょうね。本もたくさん読みましょう。それから、自由研究もしっかりとやりましょうね。」
「自由研究か・・・・・・。さあ! 今年は何をやろうかな。」
「わたしは、もう終わってしまったわ!」
「うそだろう? もう終わったの。」
「今年は、いろいろなことをやってみようと思っているの。それで、まず一つ目は、一学期のとちゅうからやっている継続観察(けいぞくかんさつ)をまとめたのよ。オー君、『クリ』って、知ってるでしょ。」
「あの秋になるクリだろう。ゆでたり焼(や)いたりしたり、クリごはんにしたり。」
「そうね。学校の近くのあちこちにクリ林があるでしょ。下の写真は、秋の写真だけど、このクリの実がどのように大きくなるかを知りたくてね、6月ごろから写真をとって調べたの。」
「ふーん、そうなんだ。それで、どんなことが分かったの。」
「まずは、3枚(まい)の写真を見て、それぞれ、6月下旬(げじゅん)、7月の上旬、中旬と写真をとったの。」
「でも、クリの実って、一つの木にあちこちなるだろう。分かんなくならないのかな。」
「それで、考えたのよ。何か目印があれば、すぐに分かるんじゃないかなと・・・・・・。」
「それは、いいアイディアだね。目印(めじるし)ならば後で取ればいいからね。」
「それでは、写真を見てください。」
「うわあー、すごいね。クリが大きくなっていくようすがとてもよく分かりますね。すばらしい自由研究だね。」
「そうだね、とてもすばらしい。自分で実際にやってみて、自分の目で確かめて、まとめたということがすごいことだね。」
「よーし。おいらも、自由研究をがんばるぞ!」
「そうですね。みなさんも、がんばってください。そして、楽しい思い出いっぱいのすてきな夏休みにしてください。」

 


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