NO.239

帰化植物を探しに行こう

 「上のお花は,ナガミヒナゲシね。」
「さすが,花ちゃんは植物博士だね。 よく知っているね。」
「ヒナゲシというのは,聞いたことがあるけど・・・・・・。」
「ヒナゲシというのは,ポピーとも言われるのよ。このナガミヒナゲシは,ふつうのヒナゲシにくらべると,実(み)が長いのね,それでこういう名前になったのよ。」
「ふーん,そうなんだ。でも,よくみると,花びらはうすい紙で作ったみたいで,とてもきれいだね。」
「そうでしょ。ところで,花が終わった後の実をつぶしてみて!」
 「よーし! おいらにまかせとけ。どれどれ,中から何が出てくるかなあ? あ! ちっちゃい種だー! ものすごく小さいよ。」
「そうでしょ。小さいことのたとえで,『けしつぶほど小さい』というでしょ。それがこれなのよ。」
「ふーん。それにしても,花もかわいいし,種も小さくでおどろきだね。」
「そうだね。帰化(きか)植物でも,おどろくようなきれいな花もいっぱいあちこちにあるんだね。」
「帰化植物・・・・・・。あ! 思い出した。もともと日本にはなかった植物でしょ。でも,そんなにきれいなお花があるの。」
「あるよ,あるよ。次の写真は,セリバヒエンソウという花だよ。学校のあちこちにさいているよ。さがしてごらん。」
「わたしは,アカバナユウゲショウが好(す)きだわ。とってもかわいいし,とてもきれいよ。」
「あ! 知ってる,知ってる。おいらもおうちの近くで見たことあるよ。」
「モンタ博士はね,マツバウンランという帰化植物も好きだな。マツの葉っぱみたいなものが下についているのさ。花はこれまたかわいくて,きれいだよ。」
「いろいろなお花がいっぱいあるんだ。」
「そうね。みんなでいろいろな帰化植物のお花さがしに行きましょう。」

 


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