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「今日は楽しみにしていた炭焼(すみや)きですね。」 |
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「わくわくドキドキしちゃうね。」 |
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「おじさんたちの言うことをよく聞いて,けがのないようにしようね。」 |
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「わたし,竹炭(たけすみ)を作るなんてはじめてです。」 |
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「ぼくもだよ。それから,先生たちもはじめてだと言ってたぞ。」 |
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「今日は,いろいろな体験(たいけん)をしよう。そして,森や林のつくりのこと,それから,木や炭について,いろいろと学んでいこう。」 |
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「あれあれ? 竹炭づくりは終わったのに……,何かをやっているわ。」 |
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「みんなで『花火』をやるそうだよ。どうやるのかな。 |
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「炭の粉(こな)がわりばしのふくろに入れてあるんだよ。それで,花火みたいになるんだね。」 |
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「とてもきれいですね。本当の花火と同じですね。そのとなりでは,また別(べつ)のことをしていますね。」 |
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「そうだね。鉄の大きな缶(かん)があるよ。何をやっているのかな。」 |
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「これはね,花炭(はなすみ)というものだよ。クリのいがなどを入れると,そのままの形できれいな炭になるんだ。あしたを楽しみにしていようね。」 |
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そして,次の日……。 |
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「ほんとうに炭ができているのかな。わくわくドキドキでしたね。」 |
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「ほり出して,炭が出てきた時は,ほんとうにうれしかったね。」 |
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「少しこなごなになっていたけど,手でさわるとざらざらで,やっぱり炭ね。」 |
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「つかみだして,炭どうしでたたいたら,カランカランといい音がしたね。」 |
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「花炭の缶を開ける時は,『玉手箱』を開けるようにドキドキだったね。」 |
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「クリのいがやバラの花がそのままだった時には,ほんとうにびっくりしたね。」 |
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「ピーナッツ,クリ,おりづる,レンコン……,みんなきれいにできたね。」 |
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