鳥をカードにまとめよう
「ねえ,オー君。冬は野鳥を観察(かんさつ)するのに,とてもいい季節(きせつ)ね。」 | |
「そうだね。野鳥の会の人も,そのように言ってたね。」 | |
「ねえ,オー君。今から野鳥観察に行こうよ。」 | |
「うん,いいよ。行こう,行こう。」 | |
ということで,二人であちこちと観察に行ったとさ……。 | |
「いろいろな鳥がいたけど,見ただけで終わりにするのも残念(ざんねん)ね。」 | |
「そうだね。見たことはまとめること,整理(せいり)することが大切だと思うよ。」 | |
「そうね。そのとおりね。それでは,今日見た鳥でおたがいにお気に入りの鳥のまとめカードを作りましょうよ。」 | |
「さすが! 花ちゃん。グッドアイデアだ。」 | |
「文章でまとめるだけではつまらないわね。どうしよう。」 | |
「そうだ。デジカメでとった写真もいっしょにするといいね。」 | |
「さすが! オー君。グッドアイデアね。」 | |
「まあ,それほどでも……。」 | |
「それで,オー君は,何という鳥をまとめるの。」 | |
「ふーむ。こまっちゃうな……。そうだ。おいらは,『シメ』という鳥にする。」 | |
「『シメ』か……。それじゃ,わたしは,『ホオジロ』にするわ。」 | |
「よーし。それじゃ,オー君・花ちゃんのお気に入りの鳥の発表会だ。」 | |
ぼくのわたしのお気に入りの鳥 名前(オー君) | |
わたしは「シメ」といいます。くちばしが少し太いでしょ。それが特徴(とくちょう)なので,ぜひおぼえておいてください。 体は少し小太り(こぶとり)でかわいいと,みんなが言うわ。色はうすい茶色かな。 カワラヒワ,ウソ,イカルなどは同じアトリ科の仲間なのよ。 太いくちばしは,ペンチのようにどんなにかたい実でも,わってしまうのよ。そして,中の種子をバキバキと食べてしまうのよ。 |
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ぼくのわたしのお気に入りの鳥 名前(花ちゃん) | |
ぼくは,明るい林ややぶなどに,ふつうによく見られる鳥なんだ。 ぼくはホオジロだ。色はあまりはでじゃなくて,スズメににているなんて言う人もいるみたいだよ。 顔に白と黒のしまもようがあるのが分かるかな。これがぼくの一番の特徴(とくちょう)さ。胸(むね)は赤茶色をしているんだぞ。 「一筆啓上(いっぴつけいじょう)つかまつりそうろう」と鳴くんだ。 |