二十四節気(立春・雨水・啓蟄・春分・・・)
「校長先生、前号ではありがとうございました。お話の続きをお願いします。」 | |
「昔の人は、季節(きせつ)を24この『こよみ』というのに分けたということですが、どういうことなんですか。」 | |
「そうだったね。まず、下の丸をよく見てごらん。」 | |
「なんですか。いろいろ書いてありますね。」 | |
「立春(りっしゅん)とか、春分(しゅんぶん)とか書いてありますね。」 | |
「それに、冬至(とうじ)とかもある。夏至(げし)というのもあるな。でも、何て読んでいいか分からないものもたくさんありますね。」 | |
「ちょっとむずかしいお話になってしまうかもしれないけどね、太陽の周りを回っているのを90度ずつ分けて4等分して、春分とかにしてあるんだよ。」 | |
「なるほど。春分、冬至、秋分、夏至とかありますね。」 | |
「そして、その中間に、立春とか入れて8等分して、さらに15度きざみで24の点をとったのさ。これが24節気(せっき)というものなんだ。」 | |
「ふーん。昔の人はすごいことを考えたですね。おいら尊敬(そんけい)しちゃいます。」 | |
「畑や田んぼで仕事をする時に、すいぶんと役立ったんですね。」 | |
「そうだろうね。八十八夜というのは、立春から数えて88日目にお茶つみの季節だということさ。また、210日目に台風がよく来るということさ。」 | |
「24節気を全部おぼえられたら、すごく生活に役立つんですね。」 | |
「よし。おいら、おぼえてやるぞ! りっしゅん・うすい・けいちつ・しゅうぶん……。」 | |
「私もチャレンジするわ。せいめい・こくう・りっか・しょうまん……。」 |
24節気 | 読み方 | 内容 | めやすの日時 |
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立春 | りっしゅん | 春のはじめ | 2月4日ごろ |
雨水 | うすい | 氷がとけて天にのぼり雨水となってふる | 2月19日ごろ |
啓蟄 | けいちつ | 冬ごもりの虫などがはい出してくる | 3月6日ごろ |
春分 | しゅんぶん | 春の中心 | 3月21日ごろ |
清明 | せいめい | 天が清く晴れわたる | 4月5日ごろ |
穀雨 | こくう | 雨が穀物の成長をうながす | 4月20日ごろ |
立夏 | りっか | 夏のはじめ | 5月6日ごろ |
小満 | しょうまん | 陽気が天に満ちる | 5月21日ごろ |
芒種 | ぼうしゅ | ノギのある穀物の種子をまくころ | 6月6日ごろ |
夏至 | げし | 夏の中心 | 6月22日ごろ |
小暑 | しょうしょ | 暑さがきびしい | 7月7日ごろ |
大暑 | たいしょ | 暑さがいよいよきびしい | 7月23日ごろ |
立秋 | りっしゅう | 秋のはじめ | 8月8日ごろ |
処暑 | しょしょ | 暑さもおさまり処しやすくなる | 8月23日ごろ |
白露 | はくろ | 朝夕がすずしくなり、葉の露が白く光る | 9月8日ごろ |
秋分 | しゅうぶん | 秋の中心 | 9月23日ごろ |
寒露 | かんろ | 朝夕寒冷となり露もつめたい | 10月8日ごろ |
霜降 | そうこう | 霜がおりる | 10月23日ごろ |
立冬 | りっとう | 冬のはじめ | 11月7日ごろ |
小雪 | しょうせつ | 雪がふる | 11月22日ごろ |
大雪 | たいせつ | 大雪がふる | 12月7日ごろ |
冬至 | とうじ | 冬の中心 | 12月22日ごろ |
小寒 | しょうかん | 寒さがきびしい | 1月6日ごろ |
大寒 | だいかん | 寒さがいよいよきびしい | 1月20日ごろ |