トウショキッズ 東書KIDS

  • HOME
  • みなさまへ
  • 保護者の方へ
  • 先生へ
花ちゃん・オー君・モンタ博士のてくてく自然散歩シリーズ
3.動物どうぶつ世界せかい
 (2)動物どうぶつからだのつくりとはたらき
 (7)ハチ・チョウ・ガ以外いがい昆虫こんちゅうのなかま
6.その
 (4)実験じっけん観察かんさつ調査ちょうさから
(674)アメンボの不思議ふしぎ・その4
花ちゃん
「これまで、アメンボについて、いろいろとお勉強べんきょうしてきたね。オーくん。」

オーくん
「そうだね。いろいろな観察かんさつとおして、アメンボについて、たくさんのことがかってたのしくなったね。」

花ちゃん
今日きょうは、どんなことを調しらべるのかな。」

オーくん
「モンタ博士はかせ今日きょうはアメンボのなに研究けんきゅうするのですか。」

「そうだね。今日きょうは、アメンボといっぱいあそぼう!」
モンタ博士

花ちゃん
「えっ! あそぶ? なにをするのですか。」

「『あそびは、まなびやはっけんつうじる』という言葉ことばは、モンタ博士はかせかんがえたんだけど、ともかく、あれこれと遊びながら、学びをふかめていこう。いろいろな発見をしていこう! ということなんだ。」
モンタ博士

オーくん
「ところで、なにをするのですか。」

今日きょうはね、『アメンボつり』をやるよ。」
モンタ博士

花ちゃん
さかなつりならいたことがありますが⋯⋯。」

「あのね、ぼうちいさないしころをぶらげるだけでいいんだ。」
モンタ博士

オーくん
「それをどうするのですか。」

「それをしずかないけ水面すいめんでチョンチョンとたたくだけなんだよ。」
モンタ博士

花ちゃん
「それだけなんですか。そうすると、どうなるのですか。」

「ともかくやってみよう。さあさあ、アメンボつりのはじまりだよ。」
モンタ博士

写真1
オーくん
「ともかく、やってみよう。モンタ博士はかせのまねをしてやればいいんだな。」

花ちゃん
「わたしもやったことがありませんが、ともかくやってみます。本当ほんとうにアメンボがるのかな。」

 ⋯⋯ということで、3にんでチョンチョンとやったとさ、しかし⋯⋯
オーくん
「モンタ博士はかせ、アメンボがってませんよ。」

花ちゃん
「どうしてですか。モンタ博士はかせ!」

「ふーん。ふつうはね、水面すいめんをチョンチョンするとができるね、するとアメンボは、えさとまちがえてってると⋯⋯。いや、やっぱりない。こりゃ、こまったな。ふーむ。どうしてかな。」
モンタ博士

オーくん
「それじゃ、いしわりにちいさなほんとうむしでやってみたら、アメンボがつれるかもしれませんね。」

花ちゃん
「そうね。アメンボがむしをつかまえたら、つりげればいいのね。」

「よし、やってみよう。真剣しんけんにやってみるぞ。」
モンタ博士

 ⋯⋯ということで、3にんでチョンチョンとむしをつけてやったとさ⋯⋯。しかし、
オーくん
「モンタ博士はかせ⋯⋯ちっともませんね。どうしてですか。」

花ちゃん
「エサをあげようとおもっているのに、アメンボたちは、にげていきますね。」

「モンタ博士はかせにもからないよ。ある有名ゆうめいなアメンボ研究けんきゅう先生せんせいほんには、いしむしをぶらげて、水面すいめんをチョンチョンすると、アメンボがってるといてあったのに、どうしてだろう。ふーむ。からない。」
モンタ博士

オーくん
「でも、なに原因げんいんがあるんでしょうね。モンタ博士はかせ、あまりまないでください。」

花ちゃん
「そうですよ。失敗しっぱい成功せいこうもとだと、いつもおっしゃっているじゃないですか。わたしたちは、にしていませんよ。いっしょにれただけでうれしいです。だから、まないでください。」

二人ふたりとも、とてもやさしいね。モンタ博士はかせもたまには失敗しっぱいがあるんだ。ゆるしてね。ともかく、ほんいてあることがすべてではないんだね。こうしてやってみて、うまくいかない、失敗かとおもう。そこで、どうしてなのかをかんがえることが大事だいじなんだね。でも、どうしてあつまらないのかな。」
モンタ博士

花ちゃん
「おなかがへっていないのかもれませんね。」

オーくん
「チョンチョンとやるリズムがおかしいのかな。ともかく、またやりましょう。」

はなちゃん、オーくんうとおりだね。ともかく、またチャレンジしよう! リベンジしましよう!」
モンタ博士

 ⋯⋯ということで、そのうち、いつかリベンジし、つりげることができたら報告ほうこくします。
アメンボ飼育法しいくほう
 採集さいしゅう方法ほうほうは、魚取さかなとようあみでも十分じゅうぶんであり、簡単かんたん数十匹すうじっぴきれる。かえってから水槽すいそうれて、なるべく自然しぜん状態じょうたいちかいものにしていく必要ひつようがある。つまり、水草みずくさえたり、えだくさなどをいたりすると、ながきさせることも、たまごませることも可能かのうである。また、小石こいしを置いてりくにしたり、しまのためのなどをかべたりしておくことも必要ひつようである。えさはいきしか相手あいてにしないので、クモ・ハエ・カなどを水面すいめんとしてやるとよい。交尾こうびしているアメンボがいれば、それをほか水槽すいそう移動いどうし、エサをじゅうぶんあたえれば、たまごむはずである。
   てくてく自然散歩シリーズ
このページの先頭へ