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花ちゃん・オー君・モンタ博士のてくてく自然散歩シリーズ
2.植物しょくぶつ世界せかい
 (5)裸子植物らししょくぶつのなかま
(659)もり洋食屋ようしょくやさんとエビフライ(マツボックリ)
写真1
花ちゃん
「あれあれ? おいしそうなエビフライですね。」

オーくん
「そうだろう。どっちがおいしいとおもう、はなちゃん。」

花ちゃん
「そうね。どっちもおいしそうね。したのエビフライはちょっとちいさめですね、それにいろがこいかんじだけど、あげすぎているようですね。そういうのもよくたことあるわ。そうね、どっちもおいしそうね。」

オーくん
「それでは、発表はっぴょうします。うえ本物ほんもののエビフライで、ぼくのおかあさんがつくってくれたものだけど、した⋯⋯もりが作ってくれたエビフライなんだ。」

花ちゃん
「えっ! もりつくってくれた? 森のエビフライ? かわいいネーミングですね。でも、どういうことですか。」

オーくん
「それはね、もり洋食屋ようしょくやさんというのがあって、そこのシェフがつくったんだ。」

花ちゃん
もり洋食屋ようしょくやさん? シェフがいるんだ? だれなのかな。」

オーくん
「それでは、登場とうじょうしてもらいましょう。もり洋食屋ようしょくやさんのシェフさん、どうぞ!」

写真2
花ちゃん
「えっ! もり洋食屋ようしょくやさん、森のシェフって、リスのことだったの。どういうこと?」

オーくん
「それはね、写真しゃしんにあったエビフライは、マツボックリをかじってできたものなんだ。マツボックリは、ぼくたちのとてもたいせつものなんだ。」

花ちゃん
「でも、マツボックリってかたくないですか。」

オーくん
 「マツボックリをよくると、おおきなかたまりに見えるけど、本当ほんとうは1つ1つのりんぺん●●●●という、つめみたいなものがたくさんあつまってできているんだよ。」

花ちゃん
「なるほど、たくさんのりんぺんというものがあって、それでマツカサ、マツボックリができているということね。」

オーくん
「そうだよ、そのりんぺんというもののあいだにね、やわらかいたねがあり、それをべて、マツボックリのしんだけをのこすと、エビフライみたいになるんだよ。」

花ちゃん
「そうなんだ。リスがマツボックリをかじりながらたねべているなんて、とってもかわいいかんじがしますね。」

オーくん
「そうだよ。SNSエスエヌエスでは、そのべている動画どうがもあるんだ。ぜひてごらん。あっ! モンタ博士はかせるよ。また、なにかおはなしけるとおもうよ。あれ? よく見ると、なにやらニヤニヤしているよ。」

花ちゃん
なにかうれしいことでもあったのかもね。モンタ博士はかせ! こんにちは。」

「いやー。いいものをまたつけちゃったんだよ。」
モンタ博士

花ちゃん
「いいものって、なんですか。」

「それはね、マツボックリのエビフライだよ。」
モンタ博士

オーくん
「えっ! 本当ほんとうですか。ぼくたちもいまもり洋食屋ようしょくやさんがつくってくれた、マツのエビフライのはなしをしていたんです。」

「そうなんだ。それは偶然ぐうぜんだね。それで、どんなマツのエビフライかな。」
モンタ博士

オーくん
「どんなマツのエビフライ? どういうことですか。マツはマツじゃないの。」

「モンタ博士はかせのエビフライと、オーくんのエビフライをくらべてみようよ。」
モンタ博士

写真3
花ちゃん
「うわあー。モンタ博士はかせのエビフライはとてもおおきいですね。」

「オーくんのエビフライは、アカマツというマツのものなんだよ。」
モンタ博士

オーくん
「モンタ博士はかせのエビフライはどんなマツなんですか。」

「モンタ博士はかせのは、『ゴヨウマツ』というマツなんだよ。」
モンタ博士

オーくん
「ゴヨウマツ? いたことがありませんが⋯⋯。」

「そうだろうね。ふつうのアカマツやクロマツは、っぱが2ほんだろう。ところがどっこい、ゴヨウマツは5本の葉なんだよ。」
モンタ博士

花ちゃん
っぱが5ほんなので、ようまつですね。よくかります。それにしてもおおきいエビフライですね。とてもおいしそうです。」

「モンタ博士はかせはね、このゴヨウマツのエビフライがひろえたので、それで、うれしいんだよ。それで、おもわずニヤニヤとしちゃったのさ。」
モンタ博士

ダイオウショウ(ダイオウマツ)というマツについて
 日本のマツの葉は2本が普通であり、五葉松ゴヨウマツなどは5本であるが、ダイオウショウという北アメリカ原産のマツは、葉が3本であるのが特徴的で、葉の長さが40cmもあり、世界一で「大王松ダイオウショウ」と称されている。樹高は35mもあり、時には50mになるものも存在している。葉や樹高だけでなく、その球果も巨大であり、20cm以上にもなる。たぶん、その種子も大変な大きさであると予想されるが、モンタ博士は、いまだに見たことがなく、そのうちいつか拝見したいものである。
   てくてく自然散歩シリーズ
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