トウショキッズ 東書KIDS

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花ちゃん・オー君・モンタ博士のてくてく自然散歩シリーズ
3.動物どうぶつ世界せかい
 (4)とりのなかま
(632)鳥講座こうざ4(鳥の推力すいりょく揚力ようりょく
花ちゃん
「あれ! モンタ博士はかせなに一生懸命いっしょうけんめいつくっているね。」

オーくん
なにつくっているのかな。また、何か実験じっけんのための道具どうぐづくりかな。」

花ちゃん
なんだろうね。おしえてもらおうよ。もしもし、モンタ博士はかせ!」

オーくん
「モンタ博士はかせなにをされているんですか。」

はなちゃん・オーくん、こんにちは。いまね、とり推力すいりょく揚力ようりょくのしくみがかるための実験じっけん道具どうぐつくっているんだよ。」
モンタ博士

オーくん
水曜すいよう曜日ようび? ですか。」

「ちがうよ。推力すいりょく揚力ようりょくというものなんだ。ちょっとみんなにむずかしいかな。でも、とてもおもしろそうだからね。それではじめたんだ。羽根はねのしくみ、飛行機ひこうきのつばさの研究けんきゅう観察かんさつ実験じっけんということかな。」
モンタ博士

花ちゃん
推力すいりょく揚力ようりょくいたことがない言葉ことばです。くわしく説明せつめいしてください。」

とりかざきり羽根ばねは、羽根はねじく中心ちゅうしんとして、左右さゆうの羽根のはばがかなりちがうようになっているんだよ。」
モンタ博士

花ちゃん
「つまり、みぎ羽根はねでいうと、じくたいして、右ははばがせまくて、ひだりは、幅がひろいということですね。」

写真1
「そうだね。ちなみにこの羽根はねは、とりひだりかざきり羽根ばねだね。」
モンタ博士

オーくん
「えっ! そんなのがかっちゃうんですか。」

「そうだよ。これからの説明せつめいけば、それがかるよ。さて、したてほしいんだ。」
モンタ博士

写真2
「つまりね、うえのように、とりばたいたときまえすすちからしているんだよ。飛行機ひこうきでいえばプロベラのようなものさ。これを推力すいりょくというんだ。」
モンタ博士

花ちゃん
「なるほど、そういうことですか。」

つぎしたてごらん。」
モンタ博士

写真3
「つまりね、うえのように、羽根はね水平すいへいになり、がるということなんだよ。」
モンタ博士

オーくん
「なるほど、よくかりました。」

「もうすこしくわしくうとね、みぎをよくてごらん。なにがつかないかな。」
モンタ博士

写真4
オーくん
うえめんすこっていてカーブしていますね。」

花ちゃん
「でも、下面かめんはまっすぐでりかえっていません。」

「それでは上面じょうめん下面かめんではどちらがながいといえるのかな。」
モンタ博士

オーくん
「それは、りかえっている上面じょうめんほうが、下面かめんよりながさが長いということです。」

「そうなんだ。その上面じょうめんは、空気くうきながれがはやくなり空気のそうがうすくなるんだ。」
モンタ博士

花ちゃん
「そこまではかりました。でも、どうしてくのですか。」

「つまりね、くうのこいめんからうえげるちからはたらくんだよ。これも、揚力ようりょくうんだ。とてもかりやすい動画どうがったから、参考さんこうてね。それから、『揚力の実験じっけん』とけんさくすると、いろいろな動画があるのでおもしろいよ。ぜひ、見てごらん。」
モンタ博士


オーくん
「なーるほど。半分はんぶんくらいかったかな。でも、なにかすごいことがまなべたようながします。」

花ちゃん
今日きょうはどうもありがとうございました。」

なぜ浮くのか? 実験2をさらに発展させた模型を作って、
その仕組みを解明してみよう!
 実験2のような翼の模型を作ってみましょう。そして、さらにそれを発展させて、よりはっきりと羽根の翼が浮く実験をしてはどうでしょうか。まず、素材としては、発泡スチロールがよいと考えられます。重心点近くに穴を2つ開け(よく見ると、上に2つの穴が確認できます)、2本の細い棒を縦に通して、ストローを用いて発泡スチロールの翼が自由に上下できるようにします。そして、前方から強い風を当てると、発泡スチロールはすーっと上昇するはずです。
 実はモンタ博士も上記のような仕組みで制作したのですが、翼を上昇させるためには、かなり強い風力が必要であり、スムーズに動く工夫をしないとダメだということが分かりました。いろいろと工夫したのですが、うまくいかず、実験2のようなもので勘弁してもらうことにしたのが正直なところです。実験3として、いろいろと創意工夫しチャレンジしてみてはと思います。
   てくてく自然散歩シリーズ
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