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(623)竹馬作りにチャレンジ!
「モンタ博士! 竹馬とても上手ですね。」
「もちろんさ。子供のころに自分で作って遊んだよ。」
「かなり昔のお話ですか。」
「そうだね。50年以上前、半世紀以上前だね。」
「その竹馬は、自分でまた作られたのですか。」
「もちろん、そうだよ。花ちゃんとオー君にプレゼントしようと思ってね。」
「プレゼントしてくれるのですか。うれしいですけど、ぼくたちだけでも作れますか。ぜひ、自分で作ってみたいです。」
「それでは、この前もらってきた竹があるから、それで作ることにしよう。」
「モンタ博士、その竹、どこからもらってきたのですか。」
「川の近くにマダケという竹がたくさんあってね、東京都建設局の河川管理事務所に電話して、採ってもいいか相談したんだ。」
「それで、どうだったのですか。」
「最近、竹がふえすぎているので、竹馬くらいならOKだと言われたんだ。」
「そうだったのですか。ところで、どうやって作るのですか。」
「どんな道具があればいいのですか。」
「そうだね。ある程度の工具がないと、作るのは大変かもしれないけど、いろいろと工夫しながらやっていこうよ。まずは、下の写真を見てごらん。どんなものがあるかな。」
「竹馬だから、竹はもちろん必要ですが、それ以外にもいろいろとあるね。」
「竹はどうしても必要だけど、竹の代わりにいろいろな物でもできるかもしれないよ。竹は丸くて持ちやすいし、軽いからいいんだね。昔の人は、よく考えたものだね。」
「竹でなくてもいいんですね。」
「そうだね。足を乗せる<ところは、木材など、しっかりした木がいいね。でも、重くなると、ちょっと大変かもしれないね。」
「ノコギリもありますね。」
「これはね、竹専用のノコギリで、とても使いやすいよ。」
「それから、ペンチもありますね。」
「そうだね。人の力だけではできなくても、ちょっとした工具を使えば、しっかりしたものができるんだ。」
「針金もあるようですね。」
「そうだね。針金はどうしても必要だけど、じょうぶなテープでもいいかもしれないよ。今はいろいろなものがあるから、あれこれ使ってみよう。」
「用意するものは分かりましたが、どのように作るのですか?」
「上の写真にもあるように、まず、2本は同じくらいの長さや太さがいいね。下は、地面に接するので、節のすぐ下で切るといいんだよ。」
「それからどうするのですか。」
「足を乗せるところを作るけど、これがけっこうむずかしく、ちょっと力もいるけど、がんばって作ろう。」
「写真の短い竹の部分ですね。2つを1セットとして、足場を作るんですね。」
「そうだよ。ここからはモンタ博士も手伝うけど、針金でぐるぐると巻きつけるんだ。ペンチなどを使ってしっかりと固定しようね。あのね、ここは、竹でなくて、しっかりした木材でもいいんだよ。」
「何とかできましたね。うまく乗れるかな。ちょっと心配です。」
「だいじょうぶさ。失敗しても何度も練習しよう。そのうちに乗れるようになるから平気だよ。気をつけて遊んでください。車の来るところではだめだよ。初めはうまくできなくても、何度も何度もチャレンジだよ。」
ネットでもいろいろと紹介
いろいろな情報をネットからもらうことはいいものです。この竹馬も素材を竹としていますが、それ以外にもいろいろなもので竹馬を作っていて感心します。今の子供たちは、針金などを使う経験があまりないと思います。ならば、今、身近にあるものを使えばいいのです。布の切れ端や、スズランテープ。さらにクッション素材もあれば、などなど、工夫はいくらでもできるでしょう。そんな創意工夫することも楽しみながら、自分でおもちゃ・遊び道具を作ってほしいと願っています。