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花ちゃん・オー君・モンタ博士のてくてく自然散歩シリーズ
2.植物しょくぶつ世界せかい
 (5)裸子植物らししょくぶつのなかま
 (9)わあ、たのしい! 草花くさばなあそびの世界せかい
(615)イヌマキの手裏剣しゅりけんあそ
写真1・2
オーくん
「このなんだろうな。はなちゃんってる?」

花ちゃん
なんだろうね。そうだ。からないときには、モンタ博士はかせこうか。」

オーくん
「そうだね。植物しょくぶつ昆虫こんちゅう名前なまえについては、なんいてもいいよとってるもんね。」

花ちゃん
こまったなとかんがえるよりも、いたほうがいいと、いつもってるわね。」

オーくん
「でも、ちょっとって。今日きょう、モンタ博士はかせ大学だいがく講義こうぎだよ。いまごろ女子じょし大生だいせい相手あいてに、にこにこ笑顔えがおたのしく講義をしているころかな。」

花ちゃん
「でも、この時間じかんならもう講義こうぎわっているかもね。それでは電話でんわするわね。もしもし、モンタ博士はかせですか。」

「もしもし、あっ! はなちゃん。どうしたの。」
モンタ博士

花ちゃん
「モンタ博士はかせ、おいそがしいところごめんなさい。いま、お電話でんわだいじょうぶですか。」

OKオーケーだよ。いま講義こうぎわったところだよ。それで、どうしたの。」
モンタ博士

花ちゃん
「オーくん二人ふたりでてくてく散歩さんぽしていたのですが、からない名前なまえがありまして、こまっていたんです。」

「そうか、それでは、ラインのビデオつうでおはなししよう。」
モンタ博士

花ちゃん
「ラインのビデオ通話つうわですね。かりました。」

「まず、ラインのビデオ通話つうわにして、それから、右上みぎうえのラインをタッチしてごらん、そして、つぎにカメラのマークをタッチしてごらん。」
モンタ博士

花ちゃん
「これをこうやって、これで、モンタ博士はかせえるといいんですけど⋯⋯。」

「スマホをちかづけてね⋯⋯。あっ! えたよ。もうすこちかづいてごらん。あっ! かったよ。その木は『イヌマキ』の木だね。まちがいないよ。」
モンタ博士

花ちゃん
「そうか。いたことがあります。イヌマキですね。おいそがしいところを本当ほんとうにどうもありがとうございました。さようなら。」

「えっ! もうさよならなの。つまんないなー。あっ! そうだ。大学だいがくにもおなじイヌマキのがあったよ。あのね、ちょっとっててね。3ぷんもどるからね。そうだ。そのイヌマキのっぱを、はなちゃんもオーくんも4まいずつゲットしておいて待っててくれるかな。それじゃ、一度いちどスマホをるね。」
モンタ博士

花ちゃん
「3ぷんかんつようにとっていたね。」

オーくん
「それから、そのイヌマキのっぱを4まいゲットしておくようにとってたね。」

花ちゃん
なにはじまるのかな。なんだかとってもたのしみになってきたわね。」

  ⋯⋯ということで、それから3分後ぷんご⋯⋯。
「おたせ! いまから『イヌマキの手裏剣しゅりけん』づくりをはじめよう。」
モンタ博士

花ちゃん
「えっ! 手裏剣しゅりけんたのしそうですね。」

オーくん
「ヤッター! おもしろそうだ。でも、どうやってつくるのですか。」

「スマホは、そのままビデオ通話つうわにしておいてね。まず、イヌマキのを3ぶんの1くらいにってね、それを4つつくるんだ。」
モンタ博士

花ちゃん
「はいかりました。つぎにどうするんですか。」

つぎにそれぞれを90わせてね、はさむんだよ。それをくりかえせばいいんだ。最後さいごがちょっとむずかしいけど、っぱのあいだにはさみこむんだ。かりやすいように、いろ画用紙がようしにしてみるね。これならかりやすいとおもうよ。順番じゅんばんどおりにやればいいんだよ。」
モンタ博士

写真3・4・5
写真6・7
オーくん
「ビデオ通話つうわなので、とてもよくかります。うわあー! できた。完成かんせいだ!」

完成かんせい、おめでとう。でも、この手裏剣しゅりけんひとけてげてはいけないよ。」
モンタ博士

写真8
花ちゃん
「はい。かりました。約束やくそくまもってたのしくあそびます。」

オーくん
「あれあれ? こいつはなんだ。」

「どうしたんだい。オーくん。」
モンタ博士

オーくん
「モンタ博士はかせ、このイヌマキというをよくたら、みどりしろっぽいのとおなじくらいのあかいものが、お団子だんごみたいについているんですが⋯⋯。」

写真9
「そう、あったか。それはよかった。うんがいいね。」
モンタ博士

花ちゃん
「そのお団子だんごがどうかしたんですか?」

「そのイヌマキという植物しょくぶつはね、オスとメスのがあるんだ。二人ふたりまえにあるのは、イヌマキのメスの木なんだ。それでがついているんだよ。」
モンタ博士

オーくん
あかいのはすこしやわらかくて、おいしそうですよ。」

「ここからとてもたいせつなおはなしだよ。うえしろくろっぽいみどりのところがだけど、それはどくがあるので、絶対ぜったいべてはいけないよ。あかいところはむかし子供こどもたちはおやつにもべたそうだから大丈夫だいじょうぶだよ。ちょっとあまくていいあじだよ。」
モンタ博士

オーくん
「えっ! べられるのですね。それでは、あかいところだけですね。注意ちゅういしてべよう。う、うまいぞ。モンタ博士はかせ最高さいこうです。おいしいです。」

「それはよかったね。オーくんのうれしそうなかおをビデオ通話つうわせてくれよ。」
モンタ博士

オーくん
「バッチリ、にっこりです。はなちゃんもおいしいとってよろこんでいます。」

花ちゃん
今日きょう手裏剣しゅりけんつくったり、おやつをべたり、ありがとうございました。」

「よかったね。それでは、スマホをるよ。バイバイ!」
モンタ博士

ほかっぱでもしゅけんづくりにチャレンジしよう
 イヌマキとおなじような形状けいじょうをもった植物体しょくぶつたいであれば、上記じょうきのような手裏剣を作成さくせいできるとかんがえられる。そこで、まずおもかぶのはタケ、ササの仲間なかまである。そこで、実際じっさいにあれこれといろいろと作成してみた。葉っぱ1まいながさとはばからかんがえてみると、スズタケやヤダケが都合つごうがよいことがかった。しかし、タケ・ササるいでは、葉がうすく手裏剣としてはやや迫力はくりょくける部分ぶぶんがある。そこで、つぎためしたのは、やや幅がせまいコウヤマキである。しかし、このコウヤマキは樹脂じゅし成分せいぶんおおく、作成ちゅうあぶらまみれになるじょうきょうであった。キャラボクはややながさがみじかく、作成したところ、った部分がすぐにれてしまうという結果けっかになった。カヤ、イヌガヤはいまだ作成のチャンスがない。もっともつくりやすいものとしては、キョウチクトウはどうかとかんがえた。ながさと幅はもうぶんないであろうし、葉は強度きょうどもあるので、作ってみたものがした写真しゃしんひだりである。なお、キョウチクトウはどく成分せいぶんおおいので取扱注意とりあつかいちゅういである。
   てくてく自然散歩シリーズ
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