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花ちゃん・オー君・モンタ博士のてくてく自然散歩シリーズ
1.身近みぢか自然しぜん観察かんさつ
 (4)生物せいぶつ日本人にほんじんのかかわり
2.植物しょくぶつ世界せかい
 (11)おいしい植物しょくぶつ世界せかい
(520)おもちの不思議ふしぎ
写真
花ちゃん
新年しんねんおめでとうございます。今年ことしもよろしくおねがいします。」

オーくん
今年ことしも,みんなでわくわくドキドキてくてくしましょう。」

あたらしいとしになって,モンタ博士はかせはめあてをめたんだ。『今年ことしあかるくたのしく元気げんきよく,わいわいみんな笑顔えがお一直線いっちょくせん!』っていうんだけど,どうかな。」
モンタ博士

花ちゃん
「とってもいいです。みんな仲良なかよくやっていきましょう。」

「お正月しょうがつたのしかったかな。おいしいものをいっぱいべたかな。」
モンタ博士

オーくん
「もちろんです。おせち料理りょうりにお雑煮ぞうに,おもちもたくさんべました。」

「おもちはおいしいね。モンタ博士はかせ大好だいすきだよ。お正月しょうがつでなくても,しゅうに1かいべるくらいきなんだけど,おもちって,ふくらむからおもしろいね。」
モンタ博士

花ちゃん
「そういえばそうですね。いつもはかたいのに,くとプーッとふくらみますね。」

オーくん
「それでは,今日きょうはおもちについて科学かがくしていこうよ。おもちってどうやってつくるんだっけ。」

花ちゃん
「まずおこめをむして,それから,つぶつぶのかたちがなくなるまでトントンとついてつくるんですよね。モンタ博士はかせ。」

「そうだね。そのつぶつぶだけど,なにってるかい。」
モンタ博士

写真
オーくん
「もちろんです。おこめですね。」

「おこめといっても,ふつうおうちでべるお米は,『うるちまい』というものだけど,おもちにするのは,『もちごめ』というちがう種類しゅるいのお米なんだよ。」
モンタ博士

「ふつうのおこめよりもねばりけがあって,よくのびるんですね。」
フッタ博士

オーくん
「なるほど,もちもちするから『もちごめ』なんですね。」

「つきたてのおもちは,やわらかいけど,すこしするとかたくなるだろう。そのままではべられないから,みんないて食べるんですね。」
モンタ博士

「おもちって,くとふくらみ,ねばねばモチモチになるから不思議ふしぎですね。」
フッタ博士

「それは,おもちをくと,『でんぷん』という成分せいぶん水分すいぶんをふくんで,ねばねばモチモチにやわらかくなるんだ。」
モンタ博士

花ちゃん
「そうですね。それからそれから?」

「おもちのなか水分すいぶんは,あたためられると水蒸気すいじょうきになって,おもちのなか空気くうきといっしょになってふくらむというわけなんだ。」
モンタ博士

オーくん
なかはやわらかなのに,まわりはかたいですね。」

「そのとおり。おもちのそとかたくて,空気くうきとおしにくいので,風船ふうせんのようにプーッとふくらむということなんだよ。」
モンタ博士

花ちゃん
「おもちの不思議ふしぎがよくかりました。ありがとうございました。」

「それからね,おもちは,おこめをついてつくるから密度みつどたかくなる。つまり,すくなくてもカロリーは高くて,消化しょうかのよいとてもすばらしいものなんだよ。」
モンタ博士

オーくん
「それでは,みんなでいまからおもちをべよう。しょうゆとのりで食べよう。」

花ちゃん
「わたしは,きなこもちかあんころもちをべたいでーす。」

   てくてく自然散歩シリーズ
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