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花ちゃん・オー君・モンタ博士のてくてく自然散歩シリーズ
1.身近みぢか自然しぜん観察かんさつ
 (3)季節きせつ生物せいぶつ
2.植物しょくぶつ世界せかい
 (3)被子植物ひししょくぶつ双子葉類そうしようるい)のなかま
(506)ロウバイ
写真
オーくん
「おー,さむさむだ。子供こどもかぜというけれど,このごろは,ちょっとさむすぎるね。はなちゃん!」

花ちゃん
「そうですね,そうですね。いま大寒だいかんといって,一年中いちねんじゅう一番いちばんさむ季節きせつなんですよね。モンタ博士はかせ!」

「そうだね。うめはなもまだはじめないし,もうすこしのしんぼうだよ。みんな,カゼなんかひかないように,毎日まいにちのうがいやあらいをきちんとしようね。」
モンタ博士

オーくん
「モンタ博士はかせ,このようにさむいとものはみんなねむっているのですか。」

「そうだね。ハナアブなどは,さむさにつよいというけど,やっぱり14~15くらいないとうごまわれないね。」
モンタ博士

花ちゃん
植物しょくぶつもこのさむさでは,じっとがまんしているんですか。」

「そうだね。ほとんどの植物しょくぶつはじっとしずかにあたたかなはるっているんだろうね。でもね,ちょいと,あわてんぼうというか,いまはなかせている植物もいるんだよ。」
モンタ博士

花ちゃん
「え! そんな植物しょくぶつがあるんですか。なんという植物ですか。」

「ロウバイというだよ。」
モンタ博士

オーくん
「ロウバイ? いたことないな。」

花ちゃん
「そのロウバイというのは,どこにあるんですか。」

国立くにたち第七だいなな小学校しょうがっこうのまわりをてくてくあるいていてがついたんだ。あちこちのおうちのにわえてあるよ。4かしょくらいでたよ。」
モンタ博士

オーくん
なにいろのおはななんですか。」

いろい色なので,あおぞらをバックにとってもきれいだよ。かおりもいいから,はなのにおいもかいでごらん。」
モンタ博士

花ちゃん
「どうして,ロウバイという名前なまえになったのですか。」

「これまたいい質問しつもんだ。ロウバイのロウとは,ろう人形にんぎょうのロウで,蝋細工ろうざいくのようなはなびらをしているんだよ。」
モンタ博士

オーくん
「バイというのは,どういう意味いみですか。」

「バイとは,うめのことで,おはなが梅のようだからなんだ。」
モンタ博士

花ちゃん
わたしもロウバイのおはなつけてみますね。モンタ博士はかせ。」

「そうだね。散歩さんぽのついでにつけてほしいね。ふゆれのあおそらをバックにして,黄色きいろにかがやくロウバイは,さむ北風きたかぜなか健気けなげりんいていて,その姿すがたがいいね。」
モンタ博士

オーくん
こんふゆたかさんにおうちのひとくんだ。やまにもあるのかな。」

やまなかにはないね。このロウバイというはなは,もともとは中国ちゅうごくのものなんだ。植物しょくぶつというのは,中国からたものがけっこうあるんだよ。」
モンタ博士

ロウバイの品種ひんしゅ中国ちゅうごく原産げんさん花木かぼく
 ロウバイは栽培さいばい簡単かんたんであり,品種ひんしゅ改良かいりょうさかんで,ソシンロウバイ,マンゲツロウバイ,トウロウバイなどがある。最初さいしょ写真しゃしんのロウバイは,ただしくはソシンロウバイといい,もっとつうじんえられている。ロウバイの基本きほんしゅは,はな中心部ちゅうしんぶがややくら紫色むらさきいろをしていて,まわりは黄色きいろである。なお,中国ちゅうごく原産げんさん花木かぼくとしては,キンモクセイ,ジンチョウゲ,レンギョウ,オウバイ,ボケ,ハナズオウ,コデマリ,ハクチョウゲ,サルスベリ,ピラカンサなどがあります。
   てくてく自然散歩シリーズ
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