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花ちゃん・オー君・モンタ博士のてくてく自然散歩シリーズ
2.植物しょくぶつ世界せかい
 (9)わあ、たのしい! 草花くさばなあそびの世界せかい
(496)モミジのたねつくってあそぼう
写真
花ちゃん
「あれあれ? これは4年生ねんせい教室きょうしつのようですね。」

オーくん
なにをやっているのかな。みんなうえいているよ。」

「これはね,校長こうちょう先生せんせいが4ねんせい子供こどもたちといっしょにおべんきょうしたようすだよ。」
モンタ博士

花ちゃん
「え! お勉強べんきょうなにをやったのかな。」

こうちょうせんせいが4ねんくみきょうったそうなんだ。そのとき,4年2組の子供こどもたちが,いっしょうけんめいにテストをがんばっていたので,ごほうびでカエデの種子しゅしでくるくるをやったそうなんだ。」(その,4年1組でも実施じっししました。)
モンタ博士

オーくん
「くるくる? なんですか。そのくるくる? というのは。」

校長こうちょう先生せんせいが,メグスリノキというカエデのなかまの種子しゅしをわたして実験じっけんしたそうなんだ。その種子をうえほうげると,くるくるまわりながらちるというわけさ。」
モンタ博士

写真
花ちゃん
なんでメグスリノキという種子しゅし使つかうのですか。」

「それはいい質問しつもんだね。メグスリノキというのは,カエデのなかまのなかでも,一番いちばん種子しゅしおおきいのさ。それで,くるくるがとてもよくかって,おもしろいからなんだよ。」
モンタ博士

オーくん
「モンタ博士はかせ,メグスリノキというのは,目薬めぐすりなに関係かんけいがあるんですか。」

「そうだよ。メグスリノキというのは,漢方薬かんぽうやくのおみせとかでもっているそうなんだ。モンタ博士はかせはためしたことがないけど,本当ほんとうによくきくそうなんだ。」
モンタ博士

花ちゃん
「それで,その種子しゅしばしただけなんですか。」

「それじゃ,ただおもしろいだけだろう。そこで,校長こうちょう先生せんせいは,カエデ,マツ,モミなどのかたちかみいたものを子供こどもたちにわたして,模型もけいづくりをしたんだよ。」
モンタ博士

花ちゃん
「みんなでチョキチョキして,クリップをつけてばしたんですね。」

「そうだよ。しょくぶつはふだんはうごかないけど,しゅときには動くということ。また,かぜによってあちこちに散布さんぷ(まきちらされること)される種子にはいろいろなものがあること。そして,さらにいろいろなかたちがあることをらせたかったのではないだろうかね。」
モンタ博士

オーくん
「いいな。いいな。おいらもその種子しゅしいてあるものがほしいな。」

こうちょうせんせいにおねがいして,したにコピーしておいたから,ぶんでもいてやってごらん。ただやるだけではおもしろくないから,おおきさをえたり,いろいろなかみでやってみたりすることが大切たいせつなんだ。たのしいじっけんになるからやってごらん。」
モンタ博士

花ちゃん
「おもしろそうですね。オーくん! いっしょにやろう。」

「そうだね。どうしてこの種子しゅしはくるくるまわるのか。どうしてこのようなかたちをしているのか。自然しぜんがつくるものに意味いみのないものはないんだよ。さあ! みんなで自然の不思議ふしぎをたくさんつけていこう!」
モンタ博士

写真
   てくてく自然散歩シリーズ
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