トウショキッズ 東書KIDS

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花ちゃん・オー君・モンタ博士のてくてく自然散歩シリーズ
3.動物どうぶつ世界せかい
 (4)とりのなかま
(481)シジュウカラ
写真
オーくん
「あれあれ? かわいいとりがいるね。」

花ちゃん
「このとりはね,シジュウカラというのよ。やまはら市街地しがいちじゅう宅地たくちなど,いつでもどこでもることができる鳥よ。」

オーくん
「へえー。あまりおおきくはなさそうだけど・・・。」

花ちゃん
全長ぜんちょうが14.5cmセンチメートルで,つまりスズメとおなじくらいのおおきさね。それから,体重たいじゅうは14グラムぐらい,つまり1えんだまが14くらいのおもさね。」

オーくん
「ふーん,そうなんだ。それで,どんなこえがするの。」

花ちゃん
「ツツピー,ツーピーとくのよ。とりなかでもいちはやはるらせるくれるわ。」

オーくん
「ふーん,なるほど。それで,シジュウカラにはどんな特徴とくちょうがあるの。」

花ちゃん
「そうね。からだいろたとおりしろくろ灰色はいいろで,背中せなかがちょっとうすい緑色みどりいろをしているのが,ちょっとおしゃれね。」

オーくん
「ふーん。そうだね,緑色みどりいろがきれいだね。ほかによくかる特徴とくちょうというのはないのかな。」

花ちゃん
「それから,のどからおしりにかけて,ネクタイのようなおびがあるのもよくかる特徴とくちょうね。」

オーくん
「へえー,そうなんだ。」

花ちゃん
「オスは,そのネクタイがふといのにたいして,メスはネクタイがほそいのよ。」

写真
オーくん
「そうか! うえると,オスとメスのちがいがよくかるね。」

花ちゃん
「ところで,オーくん。このまえとりには夏鳥なつどり冬鳥ふゆどりりゅうちょうがいるといったでしょう。では,ここでクイズ。シジュウカラはどれにあたるでしょうか。」

オーくん
かった。さっきシジュウカラは,いつでもどこでもることができるといったから,たぶんりゅうちょうだ!」

花ちゃん
「ピンポーン。そのとおり。」

オーくん
最後さいごにまた質問しつもんだけど,シジュウカラはどうして,その名前なまえになったの。」

花ちゃん
「いい質問しつもんね。これにはいろいろなせつがありますが,まず,シジュウカラというのは,漢字かんじで『四十雀しじゅうすずめ』とくそうなの。四十というのはたくさんいてれているという意味いみだそうよ。」

オーくん
「へえー,そうなんだ。いちだけでいることはめずらしいということだね。」

花ちゃん
「そうね。それから,スズメが40たいして,このシジュウカラいちという交換こうかん条件じょうけんからづけられたというせつもあるそうよ。」

「お! 二人ふたりともとりのお勉強べんきょうのようだね。えらい,えらい。ところで,いま,シジュウカラのおはなしをしていたね。あのね,シジュウカラという名前なまえは,『モンタ博士はかせのおさいふ』とおぼえるといいとおもうよ。」
モンタ博士

オー君+花ちゃん
「え! 『モンタ博士はかせのおさいふ?』それは,どうしてですか。」

「それはね,シジュウとは,漢字かんじで『始終しじゅう』とき,『いつも』とかのだね。それで,カラとは,漢字で『から』と書き,『からっぽ』とかの意味になる。つまり,『モンタ博士はかせのおさいふ』はおかねがなくて『いつもからっぽ』なのさ。」
モンタ博士

   てくてく自然散歩シリーズ
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