1.身近な自然の観察
(3)季節と生物
(456)春を見つけたよ!
「モンタ博士! 春を見つけました!」
「モンタ博士! ツバキの花を見つけました!」
「春を見つけた! ツバキを見つけた! それはよかったね。いつ,どこで?」
「朝,学校に来るときに見つけました。」
「きしゃポッポ公園で見つけました。」
「二人ともよく気がついたね。えらいね。ツバキの花があっても気がつかない子もいるけど,二人は気がついてすごいね。春はもうそこまで来てるんだね。」
「モンタ博士! ツバキの花には蜜があって,花の中に指を入れてなめると,とってもあまいんですよね。」
「そのとおりだよ。よく覚えていたね。ツバキのことは,『てくてく自然散歩』にもくわしくあるから,インターネットで復習すると楽しいよ。」
「ところで,モンタ博士! このツバキ,このままだと枯れちゃいますね。どうしたらいいんですか。」
「そうだね。せっかくだから,お水の入ったお皿に入れておくと,しばらくは,花を楽しむことができるし,春を感じることができて楽しいよ。」
「春になると,あちこちできれいなお花が咲いて,うれしいですね。」
「校庭にはナノハナが,黄色い花をぽつぽつと咲かせ始めました。」
「廊下のサクラソウも,ピンクの花をたくさん咲かせています。」
「それから,春になると,いろいろな虫が顔を出して楽しいですね。」
「そうだね。おとといの3月5日(土)は,24節気の『啓蟄』といってね,冬ごもりしていた虫たちが,動き始めるというわけさ。これもくわしくは,『てくてく自然散歩』を見るといいよ。ツバキと同じくインターネットで,調べてみよう。またまた勉強になるよ。」
「モンタ博士! 春の風がふいて,日差しもとっても明るくなりましたね。」
「それから,お空も冬のように透き通った感じではなくて,どこかぼんやりとかすんでいるようで,これを『春の空』というのですね。」
「そのとおりだね。二人ともよく気がついたね。えらいね。すばらしいね。花が咲いたり虫が動いたり,風のあたたかさにふれたり,日差しの明るさを感じたりすることはとても大切なことなんだね。むずかしい言葉で『感性』というけど,それを国立第七小学校の子供たちは,小さい時からたくさんたくさんもってほしいね。」
「はい! 分かりました。春はわくわくドキドキですね。」
「いよいよ3月。6年生も卒業します。わたしたちは進級します。この3月はしっかりとまとめをやって,りっぱな3年生になります。」
「それはすばらしい。楽しみにしているね。またいっしょにてくてくしよう。」
「みんなでてくてくしながら,わくわくしましょう。」
「みんなでてくてくしながら,ドキドキしましょう。」