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花ちゃん・オー君・モンタ博士のてくてく自然散歩シリーズ
3.動物どうぶつ世界せかい
 (2)動物どうぶつからだのつくりとはたらき
(424)昆虫こんちゅうあしのひみつ その2
写真
1年女子
「モンタ博士はかせ! クワガタをてください。」

「ほほー。これはコクワガタかな,いやいや,これはヒラタクワガタだね。」
モンタ博士

1年女子
「わたしたちがつけたんです。それで,見てもらおうとおもってってきたんです。」

「それはうれしいね。それじゃ,今日きょうはクワガタをよーく観察かんさつしてみよう。まず,クワガタをしてみよう・・・。」
モンタ博士

1年男子
「あ! いたい! いたい! クワガタって,つめがとてもいたいですね。」

「ほ! いまなんていったの? つめがいたい? それでは,どうなっているかみんなでてみよう!」
モンタ博士

1年女子
「クワガタのあしにはギザギザがいっぱいあるし,さきはフックのようになってる。」

「そのとおりだね。どうしてフックみたいになっているのかな。」
モンタ博士

1年男子
「クワガタはのぼるから,フックみたいなつめがあるんだ。」

「そのとおりだね。チョウはどうかな。」
モンタ博士

写真
1年女子
「ギザギザもないし,フックもないです。」

「チョウは,からだかるいし,はなにとまるだけだから,そんなものいらないのさ。昆虫こんちゅうの体ってうまくできているね。それじゃ,ついでにバッタの足はどうかな。」
モンタ博士

写真
1年男子
「うーん。バッタのうしあしって,めちゃくちゃがっていますね。」

「では,どうしてそんなにがっているのかをかんがえてごらんよ。」
モンタ博士

1年女子
「ふーむ。むずかしいなあ。どうしてかな。」

「そうだね。それでは,自分じぶんがジャンプするとき,どうするかをかんがえてみてごらん。ひざっこぞうをどうする?」
モンタ博士

1年男子
「そうですね。ひざっこぞうをげます。そのほうたかとおくへとべるもん。」

「ひざっこぞうをげるということは,あし三角さんかくにするということだ。でも,どうしてバッタなどはそんなことをするのだろうね。」
モンタ博士

1年女子
「どうしてかなあ? バッタは,とびっこをしてたのしんでいるのかな。」

1年男子
「とびっこして記録きろくしたりするのは,オリンピックみたいですね。」

1年女子
「バッタのオリンピックなんてこといたことがないよ。」

「ちょっとむずかしいけど,バッタはなぜきているのかをかんがえてごらん。」
モンタ博士

1年男子
「ふーん。むずかしいなあ。ひょっとして,仲間なかまをふやすためかな。」

「そのとおりさ。でも,だれかにつかまってべられちゃったりするね。」
モンタ博士

1年女子
「そうか! とりとかにつかったらべられちゃうね。」

1年男子
「そうか! つかってもとおくへとんで,すぐにげられるためなんだ。」

「よくがついたね。そのとおりだね。ここでおもしろいおはなしをしてあげよう。それはね,バッタはどのくらいとぶかということさ。」
モンタ博士

1年女子
「バッタはとてもたかとおくへとびますね。」

「それをね,人間にんげんとくらべてかんがえてみよう。ここに3センチのバッタがいたとしよう。そのバッタが60センチとんだとしよう。本当ほんとうのバッタはもっととおくへとぶかもしれないけど,3センチのバッタが60センチだろう。からだおおきさの20ばいとぶということはすごいね。1メートル子供こどもだったら,20mもとんでしまうわけだ。こりゃオリンピックにたら,新記録しんきろくまちがいなしだよ。」
モンタ博士

1年男子
「へえー。すごいな。バッタってすごいな。むしってすごいんだな。」

むしあしがどうなっているか。みんなかたちにはわけがあるんだ。それから,バッタはだいたいが緑色みどりいろをしているだろう。これもてきからつからないためさ。つまり,虫のいろにもいろいろなわけがあるということだね。」
モンタ博士

   てくてく自然散歩シリーズ
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