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花ちゃん・オー君・モンタ博士のてくてく自然散歩シリーズ
3.動物どうぶつ世界せかい
 (7)ハチ・チョウ・ガ以外いがい昆虫こんちゅうのなかま
(422)バナナムシ(ツマグロオオヨコバイ)
写真
花ちゃん
「あ! これはバナナムシですね。」

オーくん
「ピンポーン。ただしくはツマグロオオヨコバイという名前なまえなんだよ。」

「さすがは,オーくん。よくっているね。」
モンタ博士

花ちゃん
「ところで,モンタ博士はかせ! このバナナムシはどうしたのですか。」

「これはね,1ねんくみHエイチさんが生活科せいかつか時間じかんに,裏庭うらにわつけたそうなんだ。自分じぶんでつかまえてうれしかったので,見せにきてくれたんだよ。」
モンタ博士

オーくん
はるつけたバッタたちも,なつあいだおおきくなっているね。また,みんなで裏庭うらにわむしさがしにきたいな。」

「そうだね。またみんなでやす時間じかん裏庭うらにわたんけんをしようね。」
モンタ博士

花ちゃん
「それはたのしみですね。ところで,どうしてバナナムシといったり,ツマグロオオヨコバイというのですか。」

「そうだね。今日きょうは,オーくんにいろいろとおしえてもらおう!」
モンタ博士

オーくん
「まかせとけ! まず,バナナムシというのはあだみたいなものだね。からだ全体ぜんたい黄緑色きみどりいろをしているだろう。だからそのようにばれているんだよ。うえ写真しゃしんはねさきくろいだろう。これはオスなんだ。メスは黄緑色一色いっしょくかちょっと褐色かっしょくになるくらいなんだ。」

花ちゃん
「へえー。そうなんだ。それでは,ツマグロオオヨコバイというのは,どうしてつけられたのですか。」

オーくん
 「ツマグロの『ツマ』とは,『はじっこ』という意味いみで,はねのはじっこがくろいということなんだよ。」

花ちゃん
「ヨコバイというのは?」

オーくん
「それはね,このむしをよーく観察かんさつしているとかるけど,てきなどがちかづいてくると,よこにはってげるから『ヨコバイ』となったんだ。こんなうごきをするむしほかにはいないから,つかまえるまえにじっくりとてみるとたのしいよ。」

花ちゃん
「オオというのは,やっぱりおおきいという意味いみですか。」

オーくん
「まあそうなんだけど,ただのツマグロヨコバイというのは,イネの害虫がいちゅうなんだよ。ツマグロオオヨコバイは,いろいろなくさっぱやくきからしるっているものなのさ。」

花ちゃん
「ふーん。しるうといったけど,どうやって吸うのかな。」

オーくん
はりのようなくち植物しょくぶつして,チュウチュウとうのさ。」

花ちゃん
「チュウチュウうということは,ツマグロオオヨコバイは,セミやカメムシということですね。」

オーくん
「そうそう,そのとおりさ。」

「むずかしい言葉ことば半翅はんしもくというんだ。いろいろなむし名前なまえまではからなくても,なんのなかまなのかとづくことが大切たいせつなんだよ。」
モンタ博士

オーくん
ほかに,クワガタは甲虫目こうちゅうもく,チョウは鱗翅目りんしもく,ハチは膜翅目まくしもくとかいうんだよ。」

花ちゃん
「すごーい! オーくん。よくってるね。かんしんですね。」

   てくてく自然散歩シリーズ
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