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花ちゃん・オー君・モンタ博士のてくてく自然散歩シリーズ
3.動物どうぶつ世界せかい
 (7)ハチ・チョウ・ガ以外いがい昆虫こんちゅうのなかま
(420)ナナフシ
写真
花ちゃん
「うわあー! おおきなナナフシ!」

オーくん
「お! はなちゃんもナナフシはっているんだね。」

花ちゃん
「もちろんですよ。だって,こんなかたちをした昆虫こんちゅうってほかにないでしょ。」

オーくん
「そのとおりだね。では,ナナフシはなんのなかまかな。」

花ちゃん
「そうだな。カマキリとはちがうし,バッタでもないし・・・。」

オーくん
「ナナフシはね,ナナフシのなかまなのさ。つまり,カマキリやゴキブリとおなじように,それだけでひとつのグループをつくっているのさ(これをもくという)。」

「ほほー! 今日きょうは,ナナフシのお勉強会べんきょうかいかい。だれがつけたのかな。」
モンタ博士

オーくん
「このナナフシは,3-1のFエフくんがおうちのちかくでつけたそうです。」

国立七くにたちななしょうのたくさんの子供こどもたちが,いろいろな昆虫こんちゅう植物しょくぶつせにってきて見せてくれるのはうれしいけど,全部ぜんぶ紹介しょうかいできなくて,本当ほんとうにごめんね。まあ,ゆっくりとボチボチとみんなで調しらべていこう。」
モンタ博士

花ちゃん
「ところで,ナナフシって,どうしてナナフシというのですか。」

漢字かんじでは『七節ななふし』『竹節虫たけのふしむし』とき,ナナフシとむんだ。たけ小枝こえだみたいでふしがたくさんあるからさ。また,ななつの不思議ふしぎがあるからとかともわれるね。」
モンタ博士

オーくん
ななつの不思議ふしぎ? おもしろそうですね。」

「まずね,ナナフシにはオスがあまりいないということさ。」
モンタ博士

花ちゃん
「オスがいなくて,メスばっかりだと,交尾こうびできませんね。」

「そこが不思議ふしぎでね,ナナフシは交尾こうびしなくて,メスだけで子孫しそんのこすことができるもので,むずかしい言葉ことばで,『単為たんい生殖せいしょく』できているんだ。」
モンタ博士

オーくん
「ふーん。そうなんだ。そりゃ不思議ふしぎですね。」

「それから,ナナフシのかくれんぼの名人めいじんで,えだていて,てきであるとりなどからつからないようにしているんだ。これを『擬態ぎたい』というね。」
モンタ博士

花ちゃん
「かくれんぼ名人めいじんなんですね。てきからつからないといいですね。」

「それからね,てきからおそわれあしなどがれてしまうとね,また,おなじところからつぎの足がてくるんだよ。これを『再生さいせい』というんだよ。」
モンタ博士

花ちゃん
単為たんい生殖せいしょくとか,擬態ぎたいとか,再生さいせいとか,むずかしい言葉ことばおおいですね。」

オーくん
「それに,単為たんい生殖せいしょく擬態ぎたい再生さいせい,どれもむずかしい漢字かんじばかりだね。」

「まあまあ,そういわないでよ。この機会きかいにいろいろな言葉ことばおぼえてしまえばいいんじゃないかな。」
モンタ博士

花ちゃん
「そういえば,そうですね。いいチャンスかもしれませんね。」

「そうなんだ。なにひとつのことに興味きょうみ関心かんしんをもつだろう。それは,それだけの学習がくしゅうにとどまらず,ほかの学習へと発展はってんするんだよ。そうやって,つぎから次へといろいろなことをまなぶことが大切たいせつなことなんだよ。さまざまなことを学び,知識ちしきひろげていくことは,たのしくすばらしいことなんだね。」
モンタ博士

オーくん
「なるほど。かるようながします。ぼくは理科りかきだけど,もっと理科を好きになるためには,漢字かんじだってらなきゃいけないってことですね。」

花ちゃん
「そうか! 理科りか勉強べんきょうには,国語こくごの勉強も算数さんすうの勉強も必要ひつようなんですね。お勉強って,みんなみんなつながっているんですね。」

自分じぶんきなことをもっと好きになるために,もっともっと勉強べんきょうしようね。」
モンタ博士

オー・花ちゃん
「はーい! かりました。宿題しゅくだい自主じしゅ勉強べんきょうもがんばりまーす。」

   てくてく自然散歩シリーズ
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