トウショキッズ 東書KIDS

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花ちゃん・オー君・モンタ博士のてくてく自然散歩シリーズ
2.植物しょくぶつ世界せかい
 (4)被子植物ひししょくぶつ単子葉類たんしようるい)のなかま
 (9)わあ、たのしい! 草花くさばなあそびの世界せかい
(418)ネコジャラシ(エノコログサ)・草花遊くさばなあそびの意味いみ
写真
1年1
「モンタ博士はかせ! こんなくさつけました。」

「あ! 1―1のSエスさんですね。どれどれせてごらん。うわあーすごいね。よく見つけたね。よくがついたね。よしよし! いいだ,いい子だね。」
モンタ博士

1年2
「これはネコジャラシですね。」

「そのとおりだよ。よくっているね。」
モンタ博士

1年2
「だって,このくさでネコをこちょこちょするとおもしろいんだもん。」

「そうだね。モンタ博士はかせもネコにこちょこちょしたことあるよ。ただしい名前なまえは,エノコログサというんだよ。」
モンタ博士

1年1
「へえー,そうなんですか。でも,どうしてエノコログサというのですか。」

「そうだね。どうしてかと疑問ぎもんおもったり,不思議ふしぎだとかんがえることが大切たいせつだね。エノコロというのは,いぬのことで,イヌのしっぽにているからなんだ。」
モンタ博士

1年1
「そういえばそうですね。イヌのしっぽにてますね。」

1年2
「へえー,なるほど。そういうことですか。」

「あのね,このネコジャラシ(エノコログサ)は,ネコをこちょこちょするだけでなく,ほかのあそかたもあるんだけど,っているかな。」
モンタ博士

1年1
りませーん。」

1年2
「モンタ博士はかせおしえてくださーい!」

「まったくかんたん。むずかしくはないよ。」
モンタ博士

1年1
「どうするのですか。」

「まず,したのようにグーをつくって,そのまんなかにエノコログサをれるんだ。」
モンタ博士

写真
1年2
なかれてどうするのですか。」

「あとはニギニギするだけさ。さあ! おどろきだ。もこもこずんずんとうえがってくるよ。エノコログサを反対はんたいにすると,今度こんどは,ぎゃくに,もこもこずんずんとしたがっていくよ。どうかな。かったかな。かったらやってごらん。」
モンタ博士

1年1
「うわあー。もこもこずんずんがるよ。」

1年2
「うわあー。もこもこずんずんがるよ。」

1年1
「おもしろいね。たのしいね。」

「あー,よかった,よかった。これからもみんながよろこぶような『草花くさばなあそび』をたくさんたくさん紹介しょうかいしてあげようね。」
モンタ博士

1年2
「わーい! わーい! うれしいな。」

「でもね,あそびに夢中むちゅうになってもいいけど,くるまにはをつけてね。それから,あまりみちしてはいけないよ。おうちのひと心配しんぱいするからね。」
モンタ博士

草花くさばなあそびの意味いみ
 道草みちくさという言葉ことばがありますが,これは,子供こどもたちが学校がっこうかえりに路傍ろぼう草花くさばなめ,あれこれとあそんだことからできた言葉だとおもいます。むかしは,いまちがい遊び道具どうぐもなく,自然しぜん様々さまざま事物じぶつが遊びの対象たいしょうになり,草花遊びなどもよくおこなっていたのでしょう。この草花遊びという行為こういは,はなかおりや草のにおい,さらにつち感触かんしょくなどを,からだ全体ぜんたい五感ごかんかんることができます。さらに,はなにはいろかたちなどの違いがあることや,っぱでもつるつるしたものやざらざらの物まであること。また,みゃくはしかたにもいろいろとあること(平行脈へいこうみゃく網目状脈あみめじょうみゃく)など,科学的かがくてきまな自然認識力しぜんにんしきりょくはぐくまれると思います。
 自然しぜん動植物どうしょくぶつとの直接ちょくせつ体験たいけんは,感性かんせいやしな五感ごかん刺激しげきすることにもつうじ,幼少期ようしょうきにはとても大切たいせつ経験けいけんであり,今後こんご様々さまざま機会きかい子供こどもたちとたのしみたいとかんがえています。なお,草花くさばなあそびもシリーズとして,『国立くにたちてくてく』に紹介しょうかいできたらと考えております。
   てくてく自然散歩シリーズ
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