4.自然界のつりあい・環境保全・地質と地形の世界
(2)外来種
(403)ブラシノキ
「この前,3年生のSくんから,めずらしい植物をもらったので,今日はそれを紹介するね。」
「どんな植物なのですか。」
「何か手に持っているようですね。」
「あのね,3年生のSくんが持っているのが『ブラシノキ』というものだよ。」
「へえー。おもしろい名前の植物ですね。」
「校長先生も何か持っているようですね。」
「校長先生が持っているのは,本物の『ブラシ』だよ。」
「いちばん右は,『ブラシノキ』と『ブラシ』のアップの写真ですね。」
「本当に,そっくりですね。よく似ていますね。」
「植物の世界にはいろいろとおもしろいものがたくさんあるんだね。」
「『ブラシノキ』というのは,どこにでもあるのですか。」
「日本にはない木で,南半球のオーストラリアという国が原産で,今ではあちこちに観賞用として植えられているんだよ。」
「へえー,世界にはいろいろな植物があるんだ。本当におどろきですね。」
「そうだね。南半球にあるという『バオバブ』の木も見てみたいね。」
「『ブラシノキ』は赤い花がきれいですね。」
「正しくいうと,花びらやがくはとても小さくて,赤く見えるのはおしべとめしべなんだよ。」
「ということは・・・。花ちゃんの発見ですが,『ネムノキ』に似ていますね。」
「さすが花ちゃん。よいところに気がついたね。このように1つの植物を見て,おどろいたり,発見したりして,いろいろなことに興味・関心をもつことはとても大切なことだね。好奇心や探究心は,さまざまな学習のステップになるんだ。どうしてかな? なぜかな? と考えることは,みんなにとって大切なことなんだね。」
「ねえ,オー君。これからもいろいろな物を見たりさがしたりてくてくしよう。」
「ところで,このごろてくてくしなくても,七小の子供たちがいろいろなものをあれこれと見せに来てくれるんだ。それがとってもうれしいね。」
「どんなものを見せに来てくれるのですか。」
「下の写真のコクワガタは,3年生のMくんが持ってきてくれたよ。」
「コクワガタなら,七小の近くでもけっこう見ることができるね。」
「それから,アゲハの幼虫は,3年生のMさんが持ってきてくれたんだ。」
「いろいろと見せてくれてよかったですね。モンタ博士!」
「そうだね。植物や昆虫を通して,いっしょにあれこれとおしゃべりするのが一番楽しいね。これからも,いろいろなものをじっくりとしっかりと見ていこうね。」
「これから,夏になると虫の季節ですね。楽しみですね。」
「あ! そうだ。コクワガタの足の先のようすのお話とか,アゲハが寄生蜂にやられずに,ちゃんと成虫になれるかなどのお話は,また今度ゆっくりとしようね。お楽しみにね。」