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花ちゃん・オー君・モンタ博士のてくてく自然散歩シリーズ
3.動物どうぶつ世界せかい
 (3)脊椎動物せきついどうぶつのなかま
(401)コウモリ
写真
花ちゃん
「あれあれ? これはなんですか。」

オーくん
「これは,ひょっとしてコウモリですか。」

「そのとおり,コウモリです。」
モンタ博士

花ちゃん
「え! コウモリというと,をすってしまう『吸血鬼きゅうけつきドラキュラ』をおもいうかべてしまいますが・・・。それから,バットマンというのもいましたね。」

「だいじょうぶだよ。はなちゃん,実際じっさいをすうコウモリはとてもめずらしくて,日本にほんにはいないんだよ。」
モンタ博士

花ちゃん
「でも,このコウモリはどうしたのですか。」

国立七くにたちななしょうってきてくれたのさ。毎朝まいあさ校門こうもんっていると,いろいろな子がいろいろなものを持ってきてくれるんだ。」
モンタ博士

オーくん
「そうですね。きれいな植物しょくぶつせてくれたり,キノコをってきたり・・・。モグラを持ってきたりもしましたね。」

花ちゃん
女王じょおうアリをつかまえてきたり,あるときは,ヘビをってきたもいましたね。ところで,コウモリってどこにでもいるのですか。」

「コウモリは夕方ゆうがたになると,学校がっこうちかくでもよくられるんだよ。」
モンタ博士

オーくん
「そうだよ。チョウチョのようにフラフラとものがいたら,そいつは,たぶんコウモリさ。」

花ちゃん
「コウモリって,ちょっとわったものですね。」

「そうだね。とりでもなく昆虫こんちゅうでもなく,コウモリは哺乳類ほにゅうるいなんだけど,特殊とくしゅものだね。」
モンタ博士

オーくん
ぶためのはねは,ひふが変化へんかしたものだといわれているんだ。」

前足まえあしとく人間にんげんでいうのひらがとても発達はったつしているんだよ。そして,その反面はんめんうしあしつことをするよりも,えだなどにぶらがり,さかさまじょうたいやすんだり,ねたりするわったやつなのさ。」
モンタ博士

オーくん
とり昆虫こんちゅう以外いがいそら自由じゆうべるものは,コウモリだけなんだ。」

花ちゃん
「ムササビもそらべるんじゃないかな。」

オーくん
「ムササビやモモンガなどはぶというよりも,滑空かっくうするというんだ。」

花ちゃん
「ふーん。コウモリって,なぞおおものなんですね。」

オーくん
「それから,コウモリって夜行性やこうせいなんだよ。」

「それで,コウモリは視覚しかくよりも超音波ちょうおんぱ使つかって空間くうかん認識にんしきしたり,なかまとのコミュニケーションをったりしているそうなんだよ。」
モンタ博士

花ちゃん
超音波ちょうおんぱですか。ますますなぞだらけのものですね。」

「なお,コウモリのエサは,昆虫こんちゅう果実かじつなどで農家のうかひとなどにとっては害獣がいじゅうとしてられていますが,直接ちょくせつ人間にんげん危害きがいあたえるものではないから,あんしんしてもいいよ。それから,いろいろな生き物がいるけど,とりのなかまやけものなど,もし見つけても,直接でさわることのないように注意ちゅういしましょう。」
モンタ博士

   てくてく自然散歩シリーズ
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