1.身近な自然の観察
(5)自然観察・実験のてびき
2.植物の世界
(2)葉・茎・根のつくりとはたらき
(381)沖縄の大きな葉っぱ
「うわあー! 大きな葉っぱですね。」
「左は校長室においてあるクワズイモで,右は沖縄で採集してきたものだよ。くらべてみると大きさが分かるね。」
「こんなに大きな葉っぱをよく持ってこられましたね。」
「そこで,葉っぱを小さく切って持ってきたんだ。そして,ジグソ―パズルみたいにくっつけたんだよ。4年生のSくんとNくんが手伝ってくれたんだ。ありがたかったね。どうもありがとうございました。」
「ところで,クワズイモというのは,おもしろい名前ですね。」
「名前のとおりに食べることができないイモだけど,サトイモのなかまだね。」
「校長室にあるものとくらべると,とても大きいなあ。どのくらいかな。」
「よし! みんなで葉っぱの大きさを測ってみようよ。」
「校長室のものは20cm,沖縄のものは85cmもあるよ。大きいなあ。」
「どうしてこんなにちがいがあるのですか。モンタ博士!」
「そうだね。植物の成長にはある程度の温度が必要だけど,沖縄は暖かく雨も多く,クワズイモの成長にぴったりしているからなんだよ。」
「沖縄という所は,そんなに暖かいのですか。」
「沖縄と東京の月別平均気温のデータがあるから,それを見るといいよ。」
「沖縄と東京ではずいぶんと暖かさがちがうんですね。」
「そうだね。沖縄県などの気候を,むずかしい言葉で亜熱帯気候というんだ。」
「熱帯とはちがうんですか。」
「亜熱帯というのは,熱帯の次に気温が高い所ということなんだよ。」
「その〇〇帯というのは,どこかで聞いたことがあるようだけどなあ。」
「よく思い出してくれたね。この前,タモリが登場して高尾山のお話をした時にも,ちょっとふれていたね。つまり,日本には,いろいろな気候帯があるということなんだよ。」
「いろいろな気候帯といいますが,どんなものがあるのですか。」
「沖縄などの亜熱帯から,暖帯,温帯,それから北海道などの亜寒帯まであるということなんだよ。ちょっとむずかしいお話になってごめんね。あとは,自分でいろいろとお勉強すると楽しいよ。」
「はい! 分かりました。これからも『よく遊び! よく学ぶ!』ことにします!」
「遊びといえば,あさっての1月21日は,『お正月遊び』があるね。」
「そうです。こま,だるま落とし,すごろく,羽根つき,けんだま,カルタ,百人一首など,たくさんのお正月遊びをするんです。」
「それは楽しそうだね。みんなで仲良くたくさん遊んでください。」
「モンタ博士もいっしょに遊ぼうよ。モンタ博士はどんな遊びが好きですか。」
「そうだね,遊びはみんな好きだけど,特にこま回しは得意だよ。下の絵のようにして遊ぶといいよ。参考にしてごらん。1~4の順番だよ。」