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花ちゃん・オー君・モンタ博士のてくてく自然散歩シリーズ
1.身近みぢか自然しぜん観察かんさつ
 (7)気象現象きしょうげんしょう
(375)ひこうきぐも
オーくん
「うーん。こまったな。こまったな。」

花ちゃん
「どうしたの,オーくんなにがそんなにこまったの。」

オーくん
「このまえ,モンタ博士はかせにおはなししてもらったくもについて,いろいろかんがえたけど,どうしてもちがうんだ。なぜだかかんないんだ。」

花ちゃん
なにがちがうの。何がからないの。」

オーくん
「モンタ博士はかせは,くもは10種類しゅるいといったけど,そのどれにもはいらない雲なんだ。」

花ちゃん
「え! ほんと! それって,ひょっとして大発だいはっけんかもしれないね。」

オーくん
大発見だいはっけん・・・うれしいな。でも,はなちゃんもたことのあるくもだよ。」

花ちゃん
「え! どんなくもなの。」

オーくん
「それはね,あおそらに,しろせんくもさ。」

花ちゃん
あおそらに,しろせんくも?」

オーくん
「うん。しろくもがずうっとびているんだ。」

花ちゃん
「ずうっとびている?」

オーくん
「ずうっとのこってえるときもあるし,すぐになくなってしまうこともあるくもなんだ。」

花ちゃん
のこってえる? なくなってしまう? それって,ひこうきぐも?」

オーくん
「そうそう! ひこうきぐも。ところで,ひこうき雲というのは,どのくものなかまでもなさそうなんだけど,はなちゃんはどうおもう。」

写真
花ちゃん
「そうね。そういえば,どのくものなかまかからないわ。でも,ひこうきぐもって,あおいおそらにまっすぐなせんで,ていてとってもたのしくなる雲ね。」

「ほほー。ひこうきぐものおはなしがっているみたいだね。」
モンタ博士

花ちゃん
「そうなんです。オーくんがひこうきぐも不思議ふしぎくもだというんです。」

「なるほど。それでは,きょうはみんなでひこうきぐもについてかんがえてみよう。ひこうき雲について,っていることやかったことはどんなことかな。」
モンタ博士

花ちゃん
「ひこうきぐもって,ほかのくものように自然しぜんにできた雲とちがって,ひこうきがぶときだけできる雲なんですね。」

オーくん
「ひこうきぐもって,いつもひこうきのうしろにはるけど,ひこうきのまえには,ぜったいに出ないね。」

「ほほー! 二人ふたりともいいところにがついたね。」
モンタ博士

花ちゃん
「つまり,ひこうきぐもは,ひこうきがくものもとをはきすということですね。」

「ピンポーン。そのとおりだね。」
モンタ博士

オーくん
「でも,どうして,なぜ,なにくものもとになるのですか。」

「まず,そらたかいところは気温きおんひくいんだよね。」
モンタ博士

花ちゃん
「そのとおりですね。」

「その気温きおんひくいところをぶひこうきが水蒸気すいじょうきがあるけど,それがなにかとくっつくんだけど,なんだかかるかな。」
モンタ博士

花ちゃん
「それは,空気中くうきちゅうのちりとかですね。」

オーくん
水蒸気すいじょうき空気中くうきちゅうのちりがくっついて,くもつぶができるんですね。」

「それがひこうきぐもというわけさ。おまけのおはなしだけど,ひこうき雲で天気てんき予報よほうもできるんだよ。」
モンタ博士

花ちゃん
「え! 本当ほんとうですか? わたしりたいです。おしえてください。」

「ひこうきぐもがスッとできてえるときは,よい天気てんき反対はんたいにだんだんおおきくなったり,いつまでものこったりすると天気がわるくなるそうなんだ。」
モンタ博士

花ちゃん
「すごーい。わたし,これから,ひこうきぐもかんてんぼうをします。」

オーくん
「ぼくも仲間なかまれて!」

   てくてく自然散歩シリーズ
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