1.身近な自然の観察
(4)生物と日本人のかかわり
6.その他
(4)実験・観察・調査から
(372)稲わらで縄をなおう(みんなで縄作り)
「あれあれ? モンタ博士が何かやっているみたいですよ。」
「何をやっているのですか。モンタ博士!」
「やあ! みなさん。お元気ですか。展覧会までカウントダウンが始まったね。2年に1回の展覧会だ。今年は『こども×ゆめ=みらい』というテーマだそうだね。みんなの作品が体育館にそろったら,それは,それは,みごとだろうね。楽しみにしているよ。みんな最後までがんばってね。」
「はい。もちろんです。ところで,モンタ博士は何をされているのですか。」
「よく聞いてくれたね。ありがとう。今,『なわ』をなっているのさ。」
「なわって,漢字で『縄』と書く『なわ』ですか。」
「ピンポーン。そのとおりさ。でも,『なわとび』のなわは,塩化ビニールだけど,今,モンタ博士がなっているのは,本物の『なわ』なんだ。」
「本物の『なわ』? ・・・どういうことですか。」
「これはね,『いねのわら』なんだ。5年生が育てた稲の穂を取ったものを,たくさんもらっておいたのさ。」
「本当になわなんて,できるのですか。」
「もちろんさ。とっても簡単なんだよ。みんなで,本物のなわづくりにチャレンジしてみよう!」
「でも,モンタ博士。どうやってなうのですか。」
「まず,いなのわらを6本くらいまとめ,3本ずつに分けるんだ。」
「それから,どうするのですか。」
「はじめに,なわの下のほうを合わせ,麻ひもか何かでしばるといいね。」
「それから,どうするのですか。」
「上の写真のように,右手と左手を合わせてから,右手を前にずらしていくんだ。」
「それから,どうするのですか。」
「ずらしたら,前のなわと後ろのなわをチェンジするんだ。それをくり返すだけさ。」
「なわが少なくなってきたらどうするの。」
「ここがポイントで,下の写真のように,とちゅうでそれぞれのなわに,3本ずつ新しいわらをプラスして,また,同じようになっていくんだ。」
「これを何度も何度も,くり返していけばいいのですね。」
「そのとおりさ。慣れれば簡単なんだよ。」
「モンタ博士! なわづくりがうまくなるには,どうすればいいのですか。」
「初めはうまくいかなくてもいいんだ。そのうち上手になるよ。そうだ。あしたとあさって,『なわづくり教室』をやりましょう。みんな集まれ!」