6.その他
(4)実験・観察・調査から
(349)あら不思議? ウインナーソーセージ
「今日は,『フッタ博士』に登場してもらうことにしましょう。」
「それは楽しみですね。それで,どんなお話なのかな。」
「それはね,今年の5年生の八ヶ岳野外体験教室でのお話だよ。とってもおもしろいお話だったので,国立七小のみんなにお話ししてもらおう。」
「わくわくドキドキしますね。どんなお話なんでしょうか。」
「それでは,今から『フッタ博士』に登場してもらおう。」
「はーい! みなさん。こんにちは。2学期もよろしくね。ところで,野外体験教室でのお話とは,『ウインナーソーセージ』のことかな。」
「そのとおりです。よろしくお願いします。」
「それでは,まず,絵のように右手と左手の人さし指を目の前に出してごらん。」
「人さし指ですね。」
「まあ,どの指でもいいんだけどね。つめのほうではなく,指の腹のほうだよ。そして次に,目から10cmくらいはなして見るんだよ。」
「ハイ! 分かりました。指を見るんですね。」
「そうだ。指を見るんだ。すると,指しか見えないだろう。」
「そうですね。指しか見えません。・・・これでおしまいですか。」
「指を見るだけではつまりません。わくわくドキドキもありませんが・・・。」
「ここからが大事なところなんだよ。今まで指だけをしっかり見たでしょう。それでは,ここで,指を見るのではなく,そのまま遠くの建物でも山でもいいよ。ともかく,遠くを見るようにしてごらん。」
「つまり・・・焦点を指ではない他のところにするということですか。」
「そうだ。そのとおり! やってごらん。」
「うわー! ウインナーソーセージが見える! 見える!」
「うわー! これはおもしろいですね。」
「うまそうなウインナーソーセージだ。」
「人さし指を近づけたりはなしたりすると,ウインナーソーセージが大きくなったり,小さくなったりもしますね。」
「これはおもしろいですね。」
「おうちの人にも教えてあげようっと。」
「このお話は,野外体験教室の時,ちょっと時間があって,みんながひまそうにしていたからお話ししたんだよ。ほかにも,ペットボトルやポテトチップス,オオバコの葉で遊んだりしたね。それは,また今度ね。さあ! 2学期もみんなでたくさんの『わくわくドキドキ』をしていこう。」