1.身近な自然の観察
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(340)カビってなあに?
「雨ばかりでいやになっちゃうな。」
「そうね。梅雨だからしょうがないけど・・・。そうだ,くよくよしていてもしょうがないから,ここでクイズをしましょう。」
「クイズ! まかせてね。何でも答えるよ。」
「では,連想ゲームです。『梅雨』といったら?」
「梅雨といったら??? アジサイだ。カタツムリ。それから水たまり。長ぐつ。じめじめむしむし・・・。そんなところかな。」
「そうだな・・・。モンタ博士は『カビ』を連想するよ。」
「カビって,あのお風呂とかでよく見る,あの黒いやつですか。」
「そうだよ。じめじめむしむしした雨の季節。気がついたら,カビがはえていたということがよくあるさ。カビは雨の季節が好きなんだよ。」
「パンやミカン,それから,お風呂の黒カビがはえているを見たことがあるわ。」
「そうだな。カビって,何なんだろう。モンタ博士,教えてください。」
「下の絵の①のように,目に見えない『ほう子』というカビの種のようなものが空気中にたくさんとんでいるんだ。」
「それで,どうしてカビになるのですか。」
「絵の②のように,食べ物など,カビの栄養になるものにくっつくんだ。」
「それで,カビがくっつくとどうなるの。」
「絵の③のように,気温が高く空気がしめっているときに,『きん糸』という糸のようなものを伸ばして育っていくんだ。」
「きん糸が伸びるということは,どういうことなんですか。」
「絵の④のように,また『ほう子』をつくり,それを空気中にとばして,カビはどんどんふえるということなんだよ。」
「ふーん。カビってこまったやつだな。」
「そうね。雨の季節,カビがはえないようにするためにはどうすればいいの。」
「そうだね。お風呂場のカビを防ぐには,水分を取りのぞくのが一番さ。」
「水分を取りのぞくって,どうすればいいの。」
「窓を開けて換気をするとか,かべの水滴をタオルでふき取るとかするといいんだ。それから,短い時間に家族でお風呂に入るとか,お風呂場が乾燥している時間を多くすると,カビははえにくいんだ。」
「なーるほど。今日はカビについていろいろ分かって,うれしかったです。」
「カビっていろいろとあるんですね。わたしたち,とても勉強になりました。ありがとうございました。また,いろいろと不思議な世界を見つけます。
「いつでも,どんなことでも聞きにおいで。楽しみにしているよ。」