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花ちゃん・オー君・モンタ博士のてくてく自然散歩シリーズ
3.動物どうぶつ世界せかい
(7)ハチ・チョウ・ガ以外いがい昆虫こんちゅうのなかま
(332)オトシブミのおはなし その1
本体トル
花ちゃん
「あれあれ? 校長室こうちょうしつでモンタ博士はかせなにかしてますね。」

オーくん
「モンタ博士はかせなにをやっているのですか。」

月曜日げつようび全校ぜんこう朝会ちょうかいでのおはなし道具どうぐつくっているのさ。」
モンタ博士

オーくん
「おはなし道具どうぐ・・・? どうするんだろうな・・・?。」

花ちゃん
緑色みどりいろかみのようなものは,っぱみたいですね。」

オーくん
「まるいみどりは『つつ』のようですね。」

なんのおはなしかというとね,オトシブミというむしのおはなしさ。とってもちいさなむしがすっごくおおきな仕事しごとをするというおはなしさ。」
モンタ博士

オーくん
「とってもちいさいむしというけど,どのくらいのおおきさなんですか。」

「そうだね。10えんだま半分はんぶんのまた半分くらい。1センチもないくらいちいさいむしなんだ。それがおどろくようなおおきな仕事しごとをするんだよ。」
モンタ博士

オーくん
 「おおきな仕事しごとって,どういうこと。」

ちいさなむしおおきなっぱを相手あいてに,そのっぱにあまごむんだよ。」
モンタ博士

オーくん
たまごむって,モンシロチョウがキャベツに卵を産むようにするの。」

「モンシロチョウとはちょっとちがうんだけど,まあ,そのはなしはゆっくりとするけど,ちいさなむしでもえらいことをするんだよ。たとえば,みんなをオトシブミとすると,体育館たいいくかんくらいのおおきさのっぱを相手あいてに,自分じぶん子供こどものためにすごいことをするんだよ。」
モンタ博士

花ちゃん
「あのう・・・。オトシブミって,『としぶみ』のことですか。」

オトシブミ
「え! としぶみのことをってるの。さすが,花ちゃん。物知ものしりだね。」
モンタ博士

花ちゃん
むかしひときな人にお手紙てがみいて,その人にお手紙をわたそうとするときに,はずかしいからほかの人にはからないように,そっとその人のとおみちにわざととしておくということだったとおもいますが・・・。」

「ピンポーン。そのとおり。いまはメールで『きです! あいしてます!』とおくったり,ラブレターをいたり,簡単かんたん自分じぶん気持きもちをつたえられるけど,むかしひとは,いろいろと苦労くろうしたんだね。」
モンタ博士

オーくん
「つまりどういうことなのですか。」

「つまりね,むかしのお手紙てがみというのは巻物まきものみたいだったのさ。そして,そのかたちがオトシブミというむしつくる『お弁当箱べんとうばこつきおうち』や『ゆりかご』にているというわけなんだよ。」
モンタ博士

オーくん
「お弁当箱べんとうばこつきおうち? って,どういうことなのかな。」

花ちゃん
「ゆりかご? って,どういうことなんですか。」

「そのおはなしは,今度こんど月曜日げつようびまでおたのしみにしていてね。もし,どうしてもりたいなというひとは,ネットや図鑑ずかんなどで自分じぶん調しらべておいてもいいね。まあ,ともかく準備じゅんびはじめよう。あ! そうだ。モンタ博士はかせがオトシブミになっちゃうっていうのもおもしろいかもな・・・。そうだ! オトシブミのおめんつくったほうがたのしいだろう! よし! 今からモンタ博士は,オトシブミに大変身だいへんしんするぞ!」
モンタ博士

   てくてく自然散歩シリーズ
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