4.自然界のつりあい・環境保全・地質と地形の世界
(3)自然環境の保全
(327)花いっぱい生き物いっぱい係
「あれあれ? 何かやってますね。」
「この人たちは,『校長先生と花いっぱい生き物いっぱい係』ですね。」
「ピンポーン。そのとおり。かんたんに言うと『校長先生係』なのだよ。」
「へえー。おもしろそうですね。」
「どんなことをやるのですか。」
「そうだね。その前に,『校長先生係』は,各クラス4~6人くらいで,学期ごとに代わるんだ。2年間あれば全員ができるようにしてるんだ。」
「よっしゃー! オー君もそのうちやりますね。」
「花ちゃんもいっしょにやれるのを楽しみにしています。」
「どんなことをするのかと言うとね,花の種まきや移植,花壇の整理や世話,池の魚や校長室前で飼っている生き物の世話など,いろいろと考えてるんだ。」
「ところで,上の写真では何をやってるのですか。」
「ヒマワリをまいているんだ。種を植えることは,どんな花を咲かせてくれるか,いつ咲いてくれるか,そんな楽しみがいっぱいあっていいね。」
「そうですね。花の色や形もいろいろだけど,種にもいろいろな大きさや形があることが分かりますね。下の写真は,ヒマワリとアサガオですね。」
「アサガオの種まきをするなんて,1年生みたいだな。」
「そんなこと関係ないわよ。そんなきまりないわ。何年生でもいいんじゃないの。」
「そうだね。何年生でもかまわないよ。花が咲く楽しみをみんながもてばいいのさ。むしろ,毎日大忙しで働いている大人こそ,花の種をまいたりして,楽しくわくわくドキドキすることがモンタ博士は大切だと思うけどね。」
「はーい。分かりました。花の種をまくぞ。花いっぱいにするぞ。おや,ちょいと待てよ。花は育てたいけど,ぼく,種もってないよ。どうしよう。」
「そんな人のために,モンタ博士から花の種のプレゼントをしよう。」
「本当! うれしい! ありがとうございます。」
「下の写真はコスモスの種さ。去年いっぱい咲いた後に,種を取っておいたのさ。今から植えると秋にはきれいなお花がいっぱい咲くよ。みんなにあげるから校長室に取りにおいで,今,準備中だから,来週になったら放送するからね,楽しみに待っててね。みんなで花いっぱいの学校にしよう。」