2.植物の世界
(7)菌類のなかま
(11)おいしい植物の世界
6.その他
(4)実験・観察・調査から
(310)シイタケ物語 その1
「あれ? これは,見たことのあるキノコね。ひょっとしてシイタケですか。」
「ピンポーン。そのとおり,これはシイタケです。」
「でも,どうしてシイタケがあるのかな。」
「よーく思い出してごらん。平成28年5月。」
「去年の春ですね。何かあったかな。何かしたかな。あ! 思い出したわ。」
「そうだ。分かった。みんなのシイタケの菌打ちをしたんだ。」
「そのとおりだね。下の写真にあるように,みんなでシイタケづくりにチャレンジしたんだ。校舎の北側に置いたけど,ぜんぜんキノコが出てこなくて,もうだめかなとあきらめていたんだ。」
「菌打ちをしてから,1年半かかったということですね。」
「おいしそうなシイタケだね。みんなで食べようよ。」
「そうだ。みんなで食べよう。その前にモンタ博士は,シイタケ観察をしたよ。」
「シイタケ観察? どういうことですか。」
「シイタケがどのように大きくなるかを調べたのさ。」
「どうやって,調べたのですか。」
「シイタケがまだ小さいうちに職員室に置いて,かさの直径が毎朝どのくらい大きくなるか測ったんだ。どんどん大きく成長して,とてもびっくりしたよ。6つのシイタケの大きさ調べの表とグラフが下にあるよ。」
「ずいぶんと大きくなるんですね。大きくなるようすが分かっておもしろいね。」
「表やグラフにまとめると,よく分かって楽しいですね。」
「そうだね。大きさを測り,数値にするということは,科学的な見方や考え方の1つでもあるね。」
「私たちもやってみたいです。測ったり継続観察してみたいです。」
「そうだね。校長室前に,シイタケの原木といっしょに置いておくから,みんなで見たり観察してごらん。さわってもいいけど,やさしくそうっとね。」
「目や手ざわりなどで観察した後は,もちろん五感だから,みんなで食べよう。
「そうしましょう。そうしましょう。楽しみですね。」