4.自然界のつりあい・環境保全・地質と地形の世界
(3)自然環境の保全
(309)ミニビオトープ作り
「花ちゃん,オー君,そして国立七小のみなさんに,ステキなプレゼントだよ。」
「え! プレゼント! うれしいな。何だろな。わくわくだ。ドキドキだね。」
「次の写真がプレゼントさ。」
「何だか植物みたいですね。」
「よく見てごらん。何か文字が書いてあるだろう。」
「あ! 『蓮』と書いてあるわ。」
「ハスって,この前の『てくてく自然散歩』でお話ししてくれた水生植物のハスですね。」
「この前,フッタ博士といっしょに国立七小の池に植えたんだよ。」
「夏になったら,きれいな花を咲かせてくれるとうれしいね。楽しみだね。」
「ありがとうございます。水辺の植物が増えることはすばらしいことですね。」
「水があれば,トンボも飛んでくるし,いろいろな生き物も集まってくるね。つまり,学校にビオトープを作るようなものですね。」
「みんなが喜んでくれると,うれしいよ。」
「みんなでビオトープをリニューアルするということですね。楽しみですね。」
「そうだね。モンタ博士が国立七小に来たころは,池には,網があって魚もいなかったし,そのとなりは雑草ばかりで,何もなかったね。」
「そうでしたね。みんなで次の写真にあるように,土を取り出しましたね。」
「そうそう思い出しました。そんなことがありました。」
「今回,ハスを植えるのは,学校のビオトープをさらに楽しくするため,リニューアルのための記念として,ハスを植えることにしたんだよ。ビオトープとは,水辺とか湿地と言ってね,そこにふさわしい植物を植えていくつもりなんだよ。」
「これからどんな植物を植えるのですか。」
「そうだね。ハスの他に,ガマやミゾソバ,それからスゲの仲間,コナギやセキショウなど,いろいろとごそごそと土ごと持ってくるから,どんな植物が顔を出すか楽しみにしていてね。」
「でも,それらの植物はどこから持ってくるのですか。」
「よく聞いてくれたね。モンタ博士のおうちの近くのいろいろな湿地から,さまざまな植物をちょいと分けてもらってきたのさ。」
「ところで,田んぼはもうやめてしまうのですか。」
「そんなことないよ。半分くらいは水田として稲を植えよう。それから,ビオトープの真ん中にみんなが歩けるような通路も作る予定なんだ。」
「へえー。いろいろアイデアがあるんですね。」
「いろいろな花がいっぱいの国立七小。」
「いろいろな生き物いっぱいの国立七小になりますね。」
「そうだね。みんなで,花いっぱい,生き物いっぱいの学校をつくっていこうね。」
「そのために,ぼくたちがんばります。」
「いろいろとお手伝いさせてください。」
「よろしくたのむね。みんなでステキな学校づくりしていきましょう。」
「さあ,みんなでミニビオトープ作りをしよう。」