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花ちゃん・オー君・モンタ博士のてくてく自然散歩シリーズ
2.植物しょくぶつ世界せかい
(11) おいしい植物しょくぶつ世界せかい
(306)ドングリ(シイの)をべよう!
写真
花ちゃん
「あ! モンタ博士はかせなにをやってるんですか。」

オーくん
「フライパンをって,お料理りょうり教室きょうしつですか。」

「そのとおり。縄文じょうもん時代じだいのお料理りょうり教室きょうしつさ。」
モンタ博士

写真
花ちゃん
縄文じょうもん時代じだいの? お料理りょうり教室きょうしつ? どういうことですか。」

「このまえ,5ねんくみ子供こどもたちと天満宮てんまんぐうったときに,ひろえなかったシイのをこれからべるということさ。」
モンタ博士

オーくん
「え! ドングリってべられるのですか。」

「ドングリというのは,日本にほんには20種類しゅるいくらいあるんだ。そのなかで,シイのべられるんだ。シイの実はただしくは,スダジイというブナ植物しょくぶつの実なんだ。ほかにマテバシイというのも食べられるよ。縄文じょうもん時代じだいひとたちは,こういうの実をたくさん食べていたんだ。」
モンタ博士

写真
5年4
「どんなあじがするのかな。はやべたいな。」

「おっと,そのまえに,すこ観察かんさつしてみようよ。がついたことをってごらん。」
モンタ博士

5年2
いろ茶色ちゃいろで,ふつうのドングリとおなじだな。」

5年3
かたちはちょっとちがうみたいだね。ふつうのドングリよりとがっているね。」

「なるほど,いままで自分じぶんたドングリとくらべてみるというのはとてもいいことだ。くらべることは,『科学かがくのはじめの一歩いっぽ』だね。」
モンタ博士

5年1
「それに,モンタ博士はかせ。ふつうのドングリって,おわんみたいのがあるでしょ。でも,このドングリには,そんなものがないよ。」

5年4
「なんだか,着物きものているみたい。」

5年2
「コートをはおっているみたいだ。」

「そうだね。いろいろなことにがついたね。それでは,いよいよべるか。」
モンタ博士

5年3
「でも,ドングリって,むしはいってないかな。」

「いいことうね。さあ,ここで問題もんだいだ。縄文じょうもん時代じだいひとはどうやってむしいのドングリをつけたでしょうか。さあ,かんがえてごらん。」
モンタ博士

5年1
「うーん。そうだな。一つ一つ調しらべたのかな。」

5年4
「それとも,おもさをはかったのかな。」

「いろいろかんがえよう。あれこれと想像そうぞうすることも『科学かがくのはじめの一歩いっぽ』だね。」
モンタ博士

5年2
「モンタ博士はかせなにかヒントをください。」

むしわれたドングリは,なかからっぽになるよ。そうすると・・・。」
モンタ博士

5年3
「そうか。みずにうかべればいいんだ。むしわれていないドングリはしずむんだ。でも,虫に食われたドングリは,かるくなってうきがるんだ。」

「ピンポーン。そのとおり。よくできました。それではみんなでべよう。」
モンタ博士

5年1
「そのまえに,どうやってお料理りょうりするのかしら。おしえてモンタ博士はかせ。」

あぶられずにドングリをすこしいるだけさ。われめがえたらできあがり。あついからをつけよう。さあ! みんなめしあがれ。」
モンタ博士

5年4
「あ! おいしいよ。クリみたいなあじがするね。」

5年2
「そうだ。うまいうまい。クリみたいにすともっとおいしくなるだろうね。」

5年3
「うん! おいしいね。ほんのりちょっぴりのあまさがいいね。」

5年1
「ふむふむ。うまい。やめられないまらない! シイのだ。」

   てくてく自然散歩シリーズ
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