3.動物の世界
(3)脊椎動物のなかま
(304)水族館
「あれあれ? みんなが集まって何かしているよ。」
「ここは先生方や職員のみなさんの玄関ですね。」
「水槽があるね。その中に何かいるみたいだよ。」
「小さなお魚がいっぱいいますね。」
「このコーナーはね,今年からここにできたものなんだよ。」
「何という魚がいるのかな。他に生き物もいるのかな。」
「それでは,よく知っている5年生に聞いてみよう。」
「えっへん! ここにいる魚は,ほとんどが,ぼくたち『つりクラブ』のしかけで捕まえたものなんだ。すごいだろう。」
「いろいろな生き物がいるんだよ。」
「ふつう一般的に,ハヤとよくいわれているウグイだろ,それにモツゴもいるんだ。すごいだろう。」
「ドジョウもいるんだよ。すごいだろう。」
「コイやヨシノボリという魚までいるんだぞ。すごいだろう。」
「へえー。すごいな。うれしいな。ヨシノボリって初めて聞く名前だな。」
「ヨシノボリというのは,カジカなどのハゼという魚のなかまなんだよ。ちょっと見ただけでも,形がちがうからよく見て観察してごらん。」
「へえー。いろいろな生き物がいるんですね。」
「そうですね。まるで,『小さな水族館』ですね。」
「国立七小の近くのハケや府中用水のところでつかまえたんだ。」
「ということは,『国立七小の小さな水族館』ということですね。」
「魚たちの動きを見ているだけで,心が安らぐような思いですね。」
「そのとおりだね。生き物にふれ合うと,とっても心が和むね。」
「よーし! これからは,よーく観察して魚博士になろうかな。」
「あれあれ? オー君は昆虫博士を目指すのではなかったっけ。」
「まあ,いいじゃんか。ぼくは,いろいろなことに興味や関心があるんだよ。」
「それは,とてもいいことだ。すばらしいことだね。みんなはこれから大きくなって,いろいろなことを経験したり,さまざまなものに好奇心をもったりしてほしいね。これは,モンタ博士からのお願いだよ。」
「はい! 分かりました。ところで,『国立七小の小さな水族館』のお魚は,どのようにゲットしたのですか。」
「そうね,私も捕まえてみたいです。」
「魚ゲットトラップを使ったのさ。それは,つりクラブの時間に作ったんだよ。ペットボトルがあれば,だれでも作れるよ。とってもかんたんさ。」
「つりクラブの人に聞けば,教えてあげるよ。」
「そうだね。それから,『てくてく自然散歩』バックナンバーに「魚トラップ」というものがあるから,それを見るといいよ。トラップの作り方が絵といっしょにくわしく書いてあるよ。みんなでたくさんの魚をゲットしてごらん。そして,いろいろなことを発見して楽しもう。」
「よーし。ぼくも魚トラップを作って,魚をゲットするぞ。」