トウショキッズ 東書KIDS

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花ちゃん・オー君・モンタ博士のてくてく自然散歩シリーズ
3.動物どうぶつ世界せかい
(5)ハチのなかま
(298)アシナガバチの その2
写真
「このまえのおはなし復習ふくしゅうになるけど,ろっ角形かくけいいくぼうがたくさんならんだアシナガバチのは,おうちのまわりでもよくることができる巣だね。」
モンタ博士

花ちゃん
「ハチのというと,アシナガバチの巣をおもこすことがおおいですね。」

「そうだね。みんながよくるのは,アシナガバチとスズメバチのだね。ミツバチの巣は,またちがったものなんだよ。」
モンタ博士

オーくん
「ミツバチについては,以前いぜん『てくてく自然散歩しぜんさんぽ』でも紹介しょうかいしてくれましたね。」

「そのとおり。よくおぼえてくれていたね。うれしいね。ミツバチのおはなし1,2,3とあるんだったね。」
モンタ博士

花ちゃん
今度こんどてみます。ところで,アシナガバチのは,どうやってつくるのですか。そのまえに,どんなものを使つかって作るのですか。」

「いい質問しつもんだね。まず,アシナガバチは,えだかわ木材もくざいのささくれ,植物しょくぶつえたなどのいろいろな植物しょくぶつ繊維せんいくちれて,自分じぶん唾液だえきとまぜることで,材料ざいりょうにするんだよ。」
モンタ博士

花ちゃん
「それを,女王じょおうバチ,つまりおかあさんバチは1ぴき全部ぜんぶするのですか。」

「そのとおり。とてもはたらものなんだね。」
モンタ博士

花ちゃん
「すごいですね。さすが,おかあさんですね。」

オーくん
「モンタ博士はかせ質問しつもんですが,植物しょくぶつ繊維せんい材料ざいりょうにするというのは,和紙わしおなじようなつくりということなのですか。」

「そのとおり。よくがついたね。オーくんはえらい!」
モンタ博士

花ちゃん
「そのあと,どうなるのですか。」

「アシナガバチは,まず女王じょおうバチがすくない育房いくぼうつくって産卵さんらんするんだ。そして,自分じぶん子供こどもであるはたらきバチがそだってくると,共同きょうどうで巣をおおきくするけど,そのころになると女王バチは,産卵さんらん専念せんねんするんだ。この作業さぎょうをするのは,冬眠とうみんをしてあたらしくまれた女王バチだけなんだ。つまり,女王バチはとてもえらいのさ。」
モンタ博士

オーくん
「へえー。そうなんだ。ハチのると,1ぽんがありますね。」

「それを巣柄そうへいというけど,そのしたいくぼうをぶらげるようにしてできてるんだ。」
モンタ博士

花ちゃん
「まずはじめに,その巣柄そうへいというのをつくるのですね。」

「その巣柄そうへいつくるのが大変たいへんなんだ。なにもないところから,何度なんど材料ざいりょうってきて,一生懸命いっしょうけんめいに作るんだね。接着剤せっちゃくざいなんてないのに,自分じぶん唾液だえき植物しょくぶつ繊維せんい,さらにのヤニなども使つかうらしいよ。ともかく,大変たいへん作業さぎょうなんだね。」
モンタ博士

オーくん
育房いくぼうというのは,だいたいがしたいているようですね。」

花ちゃん
「これもなに意味いみがあるようですね。」

オーくん
「そうか! かった。育房いくぼうくちしたけることで,あめにぬれず,ぶらがるは,アリなどの進入しんにゅうふせぐようにできてるんだ。」

花ちゃん
「ハチってすごいんですね。いろいろとかんがえているんですね。」

「さらに,ハチのには,アリなどのほかものたちがきらうような物質ぶっしつをつけたりもするとわれているんだよ。」
モンタ博士

オーくん
「へえー。すごいんですね。ハチの世界せかいってとてもおもしろいですね。」

「そうだね。もの世界せかい不思議ふしぎでいっぱいということだね。」
モンタ博士

   てくてく自然散歩シリーズ
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