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花ちゃん・オー君・モンタ博士のてくてく自然散歩シリーズ
2.植物しょくぶつ世界せかい
(3)被子植物ひししょくぶつ双子葉類そうしようるい)のなかま
(291)コンニャク
写真
オーくん
「あ! これは,学校がっこう東昇降ひがししょこうぐちにあるものだ。」

花ちゃん
わたしました。なんだか不思議ふしぎなものですね。」

オーくん
はちえてあるから,植物しょくぶつみたいだけど・・・。」

花ちゃん
「にょきにょきと,毎日まいにちすこしずつびているようですね。」

オーくん
「なんだろう。ひょっとしてタケノコかな。」

花ちゃん
「そうね。タケノコか・・・,でも,ちがうようなもするね。」

「はーい! みなさん。こんにちは! これはなんでしょうか。」
モンタ博士

オーくん
「そうだ。国立七くにたちななしょう先生せんせいたちにいてみよう。」

「そうだね。それはいいかんがえだね・・・,といたいところだね。でも,このまえ国立七くにたちななしょう先生せんせいいたけど,正解せいかいではなかったよ。」
モンタ博士

花ちゃん
先生せんせいたちもらないんだ。モンタ博士はかせなにかヒントをください。」

「そうだね。これは,植物しょくぶつであります。そして,この植物のもとを,校長室前こうちょうしつまえいてあったんですよ。」
モンタ博士

オーくん
「へえー。そうなんだ・・・。それじゃ,これは,エアプランツ? むしとりそう? そうだ。〇〇〇〇くんかな。」

残念ざんねんでした。ちがいます。」
モンタ博士

花ちゃん
ほかのヒントをください。」

「そうだな。ひらがなで5文字もじちいさい『ゃ』の文字もあるね。」
モンタ博士

オーくん
「うわあー。むずかしいなあ。ギブアップです。」

正解せいかいは,『こんにゃく』です。」
モンタ博士

花ちゃん
「こんにゃくって,あのおでんにしてべたりするものですか。」

「そのとおりさ。あまからいお味噌みそをつけてべるとおいしいね。」
モンタ博士

オーくん
「こんにゃくゼリーにする,あのこんにゃくですか。」

花ちゃん
「へえー。わたしはじめてました。」

オーくん
「もちろん,ぼくもです。ところで,このあと,このこんにゃくというのは,どうなるんですか。もっとびていくのですか。」

「さあ,どうだろうね?」
モンタ博士

花ちゃん
「どのくらいおおきくなるのですか。」

「そうだね。どのくらいおおきくなるかね。」
モンタ博士

花ちゃん
はなはどんな花がくのですか。」

「さあ,どんなはななのかね。モンタ博士はかせ正解せいかいったのではつまらないね。みんなでどうなるかがっちり観察かんさつしてみましょう。鉢植はちうえのこんにゃくは,このままいておくので,みんなたのしみにしていてね。」
モンタ博士

こんにゃく賛歌さんか
 食用部しょくようぶは,でもくきでもなく,担根体たんこんたいばれるくき基部きぶ球形きゅうけいになった部分ぶぶんでコンニャクだまという。子球しきゅうは3年目ねんめには直径ちょっけい10センチくらいにたっし,食用しょくよう加工かこうする。スーパーなどでも販売はんばいしていることがあり,上記じょうきのように観察用かんさつようとしてもかなりたのしめる。5年目くらいの老齢ろうれいのものにはながつくそうであるが,まだたことはない。食用にする主成分しゅせいぶんは,多糖類たとうるい一種いっしゅでマンナンという。花序かじょには,1まい仏炎苞ぶつえんほう肉穂にくすいというものがあり,肉穂のうえ雄花おばなした雌花めばなをつける。コンニャクなどサトイモ植物しょくぶつ一部いちぶは,貧栄養ひんえいようでは雄花となり,富栄養ふえいようでは雌花になるなど,途中とちゅう性転換せいてんかんをする植物群しょくぶつぐんもある。
   てくてく自然散歩シリーズ
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