トウショキッズ 東書KIDS

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花ちゃん・オー君・モンタ博士のてくてく自然散歩シリーズ
3.動物どうぶつ世界せかい
 (5)ハチのなかま
(260)ハチのひみつの世界 10 「ルリジガバチ」
写真
花ちゃん
「うわあー,きれいなハチですね。」

「これはね,ルリジガバチというんだよ。」
モンタ博士

オーくん
「へえー。『るり』という名前(なまえ)がつくと,とってもきれいですてきですね。」

「ふむ,それはどういうことかな。」
モンタ博士

オーくん
「だって,チョウのルリタテハ,カミキリムシのルリボシカミキリとかあるよ。」

花ちゃん
「そうね。それから,(とり)のオオルリ,お(はな)ではヤマルリソウもあるわ。」

「そのとおりだね。ところで,ジガバチのお(はなし)はしたよね。おぼえているかな。」
モンタ博士

オーくん
「イモムシをつかまえるハチですね。」

花ちゃん
地面(じめん)(あな)をほるハチですね。」

「そのとおり,でもね,名前(なまえ)のよくているルリジガバチは,(あな)をほらないで,竹筒(たけづつ)()(つく)るんだ。」
モンタ博士

花ちゃん
「このハチも竹筒(たけづつ)()(つく)るのですね。」

写真
「そうなんだよ。(うえ)写真(しゃしん)をよく()てごらん。」
モンタ博士

オーくん
「クモの(あし)のようなものがたくさん()えますね。」

「そうだね。(すこ)()(えん)(けい)のようなものは,(なん)だか()かるかな。」
モンタ博士

オーくん
「ひょっとして,さなぎですか。」

「そのとおりだね。(はる)になれば,このさなぎからハチが()まれるんだ。」
モンタ博士

花ちゃん
(まる)いしきりはどろでできているみたいだけど,ちょっと(しろ)っぽいですね。」

「よく()がついたね。えらいぞ! (はな)ちゃん。」
モンタ博士

オーくん
「そういえば,どろの(いろ)ではないけど,どうしてなのかなあ。」

「あのね,このルリジガバチというのはね,()()(ぐち)やしきりなどのふたに,(とり)(ふん)(しろ)部分(ぶぶん)をつけるという,ちょっと()わった巣を(つく)るんだ。」
モンタ博士

オーくん
「へえー。竹筒(たけづつ)バチはおもしろいなかまがいるんですね。」

「でもね,まだまだ(ほか)にもいろいろな竹筒(たけづつ)バチがいるんだよ。」
モンタ博士

花ちゃん
「え! まだいるんですか。どんなハチですか。」

写真
(うえ)写真(しゃしん)()てごらん。」
モンタ博士

オーくん
「あ! キリギリスのなかまのツユムシだ。そのとなりにはさなぎもあるぞ。」

「これはね,コクロアナバチというハチなんだ。」
モンタ博士

花ちゃん
「アナバチのなかまですね。」

「そうだね。竹筒(たけづつ)バチには,この(ほか)にも,ハナバチのなかまもいるし,コケを(あいだ)につめたりするハチなど,いろいろいるんだよ。」
モンタ博士

オーくん
「へえー。竹筒(たけづつ)バチって,()れば知るほどおもしろいですね。」

「モンタ博士(はかせ)もいろいろと調(しら)べてみたくてね,(たけ)(づつ)バチ実験(じっけん)セットを(つく)ったのさ。みんなも作ってみるかい。」
モンタ博士

花ちゃん
(つく)りたい! 作りたい!」

オーくん
「どうやって(つく)るの? モンタ博士(はかせ)(おし)えてください。」

「それでは,そのうち,『竹筒(たけづつ)バチゲットトラップ』のお(はなし)をしてあげよう。
モンタ博士

   てくてく自然散歩シリーズ
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