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花ちゃん・オー君・モンタ博士のてくてく自然散歩シリーズ
3.動物どうぶつ世界せかい
 (5)ハチのなかま
(237)ハチのひみつの世界せかい 1「さないハチ」
花ちゃん
「ねえねえ,モンタ博士(はかせ)今日(きょう)はどんなお(はなし)をしてくれるの。」

「そうだなあー。(しょく)(ぶつ)のお(はなし)がいいかな。それとも(ほし)の話,それから(とり)の話もいいね。それに,昆虫(こんちゅう)のお話もしたいな。(なに)がいいかな。まよってしまうね。」
モンタ博士

オーくん
「それじゃ,(むし)のお(はなし)がいいよ。」

(むし)といってもいろいろあるしね・・・。カブトムシやクワガタのお(はなし)がいいかな。」
モンタ博士

花ちゃん
「うん,うん。(たの)しそうですね。」

「チョウのお(はなし)もいいね。」
モンタ博士

オーくん
「うん,うん。おもしろそうですね。」

「ところで,ハチのお(はなし)なんてどうかな。」
モンタ博士

花ちゃん
「ハチ! きらい,きらい。(だい)きらい。」

「そうか・・・。こわいのか・・・。そりゃ,むりもないね。スズメバチにさされて,事故(じこ)とかあるしね。」
モンタ博士

花ちゃん
殺人(さつじん)バチともいうんでしょ。わたし,ハチはこわいわ。」

「ふーむ,そうだね。残念(ざんねん)(かな)しいことだけど,現実(げんじつ)数十人(すうじゅうにん)(ひと)がハチにさされて毎年(まいとし)(いのち)()としているんだ。ハチに()()さされると()んでしまうと(おも)っている人もいるくらいだからね。」
モンタ博士

オーくん
「ということは,ハチは昆虫(こんちゅう)(なか)悪役(あくやく)というわけだ。やっぱりきれいな(はね)()っているチョウや,かっこいい(つの)()っているカブトムシやクワガタのほうがいいよ。」

花ちゃん
「そうよ,やっぱり,ハチはいないほうがいいのよ・・・。」

「そうか。でも,みんなが()っているハチって,ハチの()(かい)(ぜん)(たい)のほんの(いち)()なんだよ。ハチって,いろいろいるんだけどな・・・。」
モンタ博士

オーくん
「いろいろって? どんなのがいるの。」

「ハチといっても,(よう)(ちゅう)がチョウと(おな)じように(しょく)(ぶつ)()()べて(そだ)つハチもいるんだ。」
モンタ博士

オーくん
「え! そんなのがいるの。」

「それから,ハチだけどチョウよりもきれいで,宝石(ほうせき)のようにかがやいているハチだっているんだよ。」
モンタ博士

花ちゃん
宝石(ほうせき)のようなハチ? どんなハチ。」

(した)写真(しゃしん)はセイボウというハチだよ。」
モンタ博士

写真
花ちゃん
「これは,おどろきね。サプライズです。」

「それから,ビニルハウスの(なか)でおいしいトマトを(みの)らせてくれるハチだっているんだよ。マルハナバチのなかまだけど,外国(がいこく)から輸入(ゆにゅう)したりもするそうだよ。」
モンタ博士

オーくん
(つぎ)写真(しゃしん)はレンゲソウで(みつ)をすっているマルハナバチのなかまだね。」

写真
「そうだね。それから,(した)写真(しゃしん)()てごらん。このハチは,(むし)寄生(きせい)するハチだけど,世界(せかい)一番(いちばん)(ちい)さいハチなんだ。(みぎ)(くろ)(せん)(かみ)()なんだよ。それだけ小さいということだね。」
モンタ博士

写真
花ちゃん
「へえー。こんなに(ちい)さなハチがいるんだ。」

「もちろん,あまーいはちみつを(つく)ってくれるハチもいるけど,ハチの世界(せかい)って,それはそれは,おどろきや感動(かんどう)がいっぱいなんだよ。」
モンタ博士

花ちゃん
「ほんとうにさしたりしないですか。」

日本(にほん)には4200種類(しゅるい)のハチがいるといわれているけど,危険(きけん)なハチというのは,ほんの(すう)パーセントなんだ。だから,だいじょうぶさ。さあ! みんなでハチのひみつの世界(せかい)をのぞきに,レッツ・ゴー!」
モンタ博士

   てくてく自然散歩シリーズ
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