トウショキッズ 東書KIDS

  • HOME
  • みなさまへ
  • 保護者の方へ
  • 先生へ
花ちゃん・オー君・モンタ博士のてくてく自然散歩シリーズ
3.動物どうぶつ世界せかい
 (3)脊椎動物せきついどうぶつのなかま
 (4)とりのなかま
(215)サギのなかまのいろいろな特徴とくちょう
写真
花ちゃん
「うわあー! (おお)きな(とり)ですね。」

オーくん
「あ! こりゃ,アオサギだな。」

「そのとおりだね。サギはサギでも,アオサギというんだね。」
モンタ博士

花ちゃん
「サギの(なか)()って,たくさんいるんですよね。モンタ博士(はかせ)。」

「そうだね。みんなの()っているサギって,どんなサギがいるか()ってごらん。」
モンタ博士

オーくん
(がっ)(こう)(ちか)くでは,よくコサギがいますね。」

花ちゃん
「コサギというのは,(しろ)いサギで,(あし)()(いろ)ですね。」

オーくん
()(ちょう)(かい)(ひと)が,『()(いろ)いスリッパをはいた(とり)』と(おし)えてくれたね。」

花ちゃん
「それから,(おな)(しろ)いサギでは,チュウサギとダイサギがいるわね。」

オーくん
「コサギもそうだけど,これら(しろ)いサギは,(おお)きさで()()けがつくんだ。それから,チュウサギやダイサギは,(すこ)(ひろ)(かわ)のほうがよく()かけるね。」

花ちゃん
「それから,サギの仲間(なかま)は,このあたりでは()られないけど,クロサギ,ムラサキサギなど,(いろ)区別(くべつ)もできるわね。」

オーくん
「そうだね。それから,アマサギというのも,みんなで()んぼの(ところ)()たよな。」

花ちゃん
「オレンジみたいな(いろ)をあま色ということも野鳥(やちょう)(かい)(ひと)(おし)えてもらったね。」

「ところでさ,アオサギというのは,どんなサギだったかな。」
モンタ博士

花ちゃん
日本(にほん)のサギの仲間(なかま)では,一番(いちばん)(おお)きいわ。」

オーくん
「そうそう。それで,アオサギが()()(とき)は,『どっこいしょ』って(かん)じで飛ぶのが,(なん)だかとってもかわいいね。」

花ちゃん
「それから,えーっと。(からだ)(あお)いので・・・アオサギ? ・・・いや,体は青くないわ。」

オーくん
「そうだ。そういえば,(あお)くない。(むかし),青とは(みどり)(いろ)のことをいったらしいけど,緑色でもないぞ・・・。うーん。こりゃ,こまったな。」

「そうだね。モンタ博士(はかせ)にも(すこ)しお(はな)しさせてよね。(むかし)(しろ)でも(くろ)でもない(ちゅう)(かん)(てき)(いろ)のことを『(あお)』といったらしいのさ。アオサギは,(はい)(いろ)をしているだろう。それで,その灰色をさして,アオサギという名前(なまえ)になったのさ。」
モンタ博士

花ちゃん
「へえー。そうなんだ。」

オーくん
「ふーん。そうなんだ。サギっていろいろなやつがいるんだね。」

「いろいろなサギがいるけど,『あ! サギだ。』で()わりにしてはいけないよ。(たい)(せつ)なことは,いろいろなサギの特徴(とくちょう)()ることにより,サギという(とり)全体(ぜんたい)の特徴をつかむことだと(おも)うね。」
モンタ博士

花ちゃん
「それって,どういうことですか。」

「そうだね。かんたんにいうと,どんな()(もの)でもいえるけど,あれは(なに),これは何と,いろいろなちがいを()ることも(たい)(せつ)だけど,その(なか)()(おな)じところを()つけることがもっと重要(じゅうよう)だということさ。相違点(そういてん)共通点(きょうつうてん)分類(ぶんるい)総合(そうごう)ということかな・・・。まあ,そのうちゆっくりとお(はな)しするね。」
モンタ博士

アオサギのつぶやき
 (わたし)はアオサギといいます。この名前(なまえ)奈良(なら)時代(じだい)から使(つか)われていたそうです。(おお)きさは(やく)(メートル)ほどあり,(はね)(ひろ)げると2mくらいになります。(おも)さも1~2(キロ)(グラム)くらいあります。(くび)(あし)(なが)く,()(とき)は首をS(エス)()のように()りたたんで飛びます。リラックスしている時も,首を(ちぢ)めたようにしており,写真(しゃしん)はけっこう()警戒(けいかい)状態(じょうたい)です。なお,水辺(みずべ)でえさを(さが)したり,警戒(けいかい)したりしているときには,首を長く()ばしています。
   てくてく自然散歩シリーズ
このページの先頭へ