トウショキッズ 東書KIDS

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花ちゃん・オー君・モンタ博士のてくてく自然散歩シリーズ
3.動物どうぶつ世界せかい
 (3)脊椎動物せきついどうぶつのなかま
 (4)とりのなかま
(214)水鳥みずとりはどうしてみずくのか?
写真
花ちゃん
「ねえねえ,オー(くん)。わたし,とてもふしぎに(おも)うんだけど,どうしてカモって,(みず)(なか)にいるんだろうね。」

オーくん
「ふーむ。そりゃ,むずかしい問題(もんだい)だ。(みず)(なか)にいるから水鳥(みずとり)なんだけど・・・。」

二人(ふたり)ともいいところに()がついたね。(みず)(なか)にいるから水鳥(みずとり)ってかんたんに()めつけないで,『なぜか? どうしてか?』と(かんが)えることはとても大切(たいせつ)なことだね。しっかりとじっくりと,カモたちの(うご)きをよく()ていてごらん。観察(かんさつ)してごらん。そのうちにそのひみつが()かると(おも)うよ。」
モンタ博士

花ちゃん
「えっ! どうして,どうしてだろう?」

オーくん
「えっ! どうして,どうしてだろう? モンタ博士(はかせ)がよくカモの(うご)きを()てごらんと()ったよね。さあ! (はな)ちゃん。ふしぎ大発見(だいはっけん)にチャレンジしよう!」

花ちゃん
「そうね。ふしぎ大発見(だいはっけん)にチャレンジしましょう!」

オーくん
「モンタ博士(はかせ)がしっかりとじっくりと()てごらん,と()ったよね。」

花ちゃん
「そうね。(なに)発見(はっけん)できるわよ。よーくよーく観察(かんさつ)してみましょう。」

二人(ふたり)とも,水鳥(みずとり)がなぜ(みず)(なか)にいるか,ということにぎもんをもったことは,とても大切(たいせつ)なことなんだ。単純(たんじゅん)なことでも,あたりまえのことでも,どうしてかとふしぎに(おも)(こころ)が大切なんだ。そこから,科学(かがく)進歩(しんぽ)するのさ。」
モンタ博士

写真
オーくん
「あれ! (いま),マガモがくちばしを(からだ)(うし)ろの(ほう)()っていったぞ。」

花ちゃん
「そうね。(くび)運動(うんどう)でもしているのかな。あ! また(おな)じことをやったよ。」

二人(ふたり)とも,よくそこまで観察(かんさつ)したね。あれはね,()づくろいといって,(はね)(ととの)えているのさ。そして,水鳥(みずとり)はとくにその(とき)に,()っぽのところから()ているあぶらを(からだ)にぬっているんだよ。もう,(こた)えは()かっただろう。」
モンタ博士

オーくん
「なぞはすべてとけた。そーだったのか。あぶらを(はね)にぬれば・・・。」

花ちゃん
()かった。あぶらを(はね)にぬれば,(みず)きやすくなるんだわ。水鳥(みずとり)はそうやって,水の(なか)生活(せいかつ)しやすいようにしているんだわ。」

「むずかしい言葉(ことば)でね,()()(せん)というんだけど,そこから,あぶらを(からだ)(はね)のあちこちにぬっているんだよ。水鳥(みずとり)は尾脂腺というのがとくによく発達(はったつ)しているのさ。ふつうの(とり)(みず)(なか)でおぼれちゃうかもね。カルガモの羽を(ひろ)ったんだけど,水をつけてごらん。おもしろいよ。」
モンタ博士

花ちゃん
「あ!!! この(はね)(みず)をはじいているわ。おもしろい。」

「あたりまえのことでも,観察(かんさつ)実験(じっけん)をすることが大切(たいせつ)だね。よーくよーく(かんが)えるとおもしろいね。これからもいろいろな観察や実験にチャレンジしよう。」
モンタ博士

   てくてく自然散歩シリーズ
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