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花ちゃん・オー君・モンタ博士のてくてく自然散歩シリーズ
4.自然界しぜんかいのつりあい・環境保全かんきょうほぜん地質ちしつ地形ちけい世界せかい
 (2)外来種がいらいしゅ
(150)ヨウシュヤマゴボウの色水遊いろみずあそ
写真
オーくん
「あ! ()たことあるぞ。」

花ちゃん
(なん)って,()ったっけかな・・・。」

オーくん
「おいら,あちこちで()たよ。(いま)()(いろ)がとてもこいむらさき色になっている植物(しょくぶつ)だよね。」

花ちゃん
(なん)って,()ったっけかな。(おも)()せないわ。こまったわ。こんなときは,やっぱりモンタ博士(はかせ)()かなくちゃ・・・。モンタ博士!」

「はーい。みなさん,こんにちは。どうしたの,どうしたの。」
モンタ博士

花ちゃん
(うえ)()・・・,(なん)という植物(しょくぶつ)ですか。」

「ほほー,よく()つけたね。ヨウシュヤマゴボウだな。どれどれ(あそ)んでみるか。」
モンタ博士

オーくん
「え! (あそ)べるの。どうやって,遊ぶの。(おし)えて教えて。」

写真
「すごくかんたんだよ。むらさき(いろ)()をとって,(かみ)(うえ)で・・・ちょこちょこっと,こすると・・・。」
モンタ博士

花ちゃん
「うわあー,ものすごい! きれいなむらさき(いろ)ですね。」

オーくん
「あ! そうか。アサガオの(はな)(おな)じようにして(あそ)べるんですね。」

「そのとおりだね。植物(しょくぶつ)って,いろいろな(あそ)びができて(たの)しいね。」
モンタ博士

花ちゃん
「さあ,オー(くん)。おままごとしましょう。(わたし)がヨウシュヤマゴボウのジュースを(つく)ってあげるね。それから,インクのようにして()()をかいても(たの)しそうね。」

「でもね,この植物(しょくぶつ)には(どく)があるから()をつけようね。」
モンタ博士

オーくん
「ひえー! (どく)があるの,(たす)けてー!」

「オー(くん),だいじょうぶだよ。(どく)といっても,ゴボウみたいに(ふと)()っこに毒があるだけだからね。お(くち)()れなければ平気(へいき)だよ。」
モンタ博士

オーくん
「ははーん,なるほど。()がゴボウみたいだからか・・・。それじゃ,ヨウシュというのは,どういう意味(いみ)なの。」

「ヨウシュとは,漢字(かんじ)洋種(ようしゅ)。つまり,外国(がいこく)から(はい)ってきた植物(しょくぶつ)ということなんだよ。」
モンタ博士

花ちゃん
「そういうのを帰化(きか)植物(しょくぶつ)というんですよね。あ! (おも)()したわ。アメリカヤマゴボウともいうんですよね。」

ヤマゴボウとはちがいます!
 (かん)(こう)()のお土産(みやげ)などでよく(はん)(ばい)されているヤマゴボウ(味噌漬(みそづけ)山菜(さんさい))というのは,キク()植物(しょくぶつ)のアザミの仲間(なかま)のモリアザミの()野菜(やさい)のゴボウなどです。植物学的(しょくぶつがくてき)にいうと,ずいぶんと(とお)(はな)れた存在(そんざい)です。名前(なまえ)()ているということで,ヨウシュヤマゴボウの根を()べたらたいへんなことになりますので,ご注意(ちゅうい)を!
   てくてく自然散歩シリーズ
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