トウショキッズ 東書KIDS

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花ちゃん・オー君・モンタ博士のてくてく自然散歩シリーズ
3.動物どうぶつ世界せかい
 (6)チョウ・ガのなかま
(134)よろしく,フッタ博士はかせです
 (コオイムシとともに登場とうじょう
オーくん
わった(むし)だったね。あんなのはじめて()たよ。」

花ちゃん
「そうね。せなかに(まる)くて(ちい)さいものをいっぱいつけていたわ。」

オーくん
(まる)くて(ちい)さいものって,たまごじゃないのかな。」

花ちゃん
本当(ほんとう)名前(なまえ)()りたいわね。あ! そうだ。こんな(とき)は,モンタ博士(はかせ)()いてみましょう。モンタ博士なら(なん)でも知ってるよ。」

  ということで,モンタ博士(はかせ)()きにいったのですが・・・。
「うーむ。なんて()ったかな? タガメのなかまで,カメムシのなかまで・・・。」
モンタ博士

オーくん
「そういえば,ヤゴといっしょに()れておいたら,ヤゴの体液(たいえき)をすっていたよ。やっぱりカメムシのなかまだ。」

花ちゃん
「でも,あんまりくさくなかったしな・・・。なんていう名前(なまえ)(むし)なのかな?」

「こまったね。あ! そうだ。こんな(とき)は,『フッタ博士(はかせ)』に相談(そうだん)しよう。」
モンタ博士

オーくん
「フッタ博士(はかせ)? だれですか。その(ひと)は・・・。」

「モンタ博士(はかせ)のお(とも)だちさ。昆虫(こんちゅう)のことなら,(なん)でも()っているんだ。すごい博士だよ。おーい,フッタ博士。(おし)えてくださーい。」
モンタ博士

「はーい,みなさん,こんにちは。はじめまして,フッタ博士(はかせ)といいます。」
フッタ博士

写真
写真
「それで,せなかにたまごのある(むし)だって! それはたぶん・・・,コオイムシだよ。」
フッタ博士

花ちゃん
「コオイムシ? なんですか。それは・・・。」

「たまご,つまり,()どもをおんぶしているようなので,それで,()()(むし)というのさ。へえー,それにしてもめずらしい虫を()つけたね。さすがは(かみ)(かわ)だね。すごいね。1(ねん)(せい)にも見せてあげようよ。」
フッタ博士

オーくん
「そうですね。みんなで()せに()きましょう。」

花ちゃん
「1年生(ねんせい)のみなさん。おもしろい(むし)()せてあげるわね。自分(じぶん)たちで名前(なまえ)をつけてごらん。(たの)しいよ。」

1年男子1
「へえー,へんなの・・・。(まる)(ちい)さなものがついているからプチプチ(むし)だ。」

1年男子2
「ちがうよ。タラコみたいだろう。だから,タラコ(むし)だ。」

1年女子1
「もっと,かわいいお()(まえ)にしようよ。(まる)いプチプチが(すこ)(ひか)っているし,イクラみたいだから・・・,イクラチャン(むし)なんてどうかなあ。」

1年男子1
「ねえねえ,たまごがたくさんあるよ。みんなで(かぞ)えてみようよ。」

1年女子1
「そうね。どうやって,(かぞ)えようか。」

1年男子1
「たくさんあるから,()かんなくなっちゃうよ・・・。」

1年男子2
「こまったな・・・。」

「そのために,写真(しゃしん)にとって,(おお)きくコピーしておいたよ。」
モンタ博士

1年男子1
「10ずつまとめるといいんだな。せーの。1・2・3・・・。」

1年女子1
「わーい。みんなで65このたまごがありました。」

コオイムシのつぶやき
 (わたし)はコオイムシのお(かあ)さんよ。私がお(とう)さんの()(なか)(たまご)()みつけるというわけね。お父さんが卵を()()っているように()えるため,「()()(むし)」という()(まえ)になったそうなの。また,お父さんが子守(こも)りをしているように見えるので,「子守り虫」ともいうそうです。4~6(がつ)ごろに,50~100()ほどの卵を産みつけます。私は,産卵(さんらん)()わると(およ)()り,ちょいとお散歩(さんぽ)などに()かけるんだけど,お父さんがえらいのよ。卵の呼吸(こきゅう)世話(せわ)をしたり,外敵(がいてき)から(まも)ったりしてくれるんです。だから,いつもお父さんには感謝(かんしゃ)しています。
 どんな(ところ)()んでいるかというと,()んぼのように(あさ)く,(しょく)(ぶつ)(おお)()える所が()きなの。でも,(さい)(きん)(こま)ったことに,(のう)(やく)がたくさん使(つか)われたり,(みず)たまりの水草(みずくさ)などがへってきているので,なかまが(すく)なくなっているのが残念(ざんねん)ね。
   てくてく自然散歩シリーズ
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