トウショキッズ 東書KIDS

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花ちゃん・オー君・モンタ博士のてくてく自然散歩シリーズ
3.動物どうぶつ世界せかい
 (10)かいのなかま
(128)あら! なんだ? この不思議ふしぎなもようは・・・
写真
オーくん
「これから,(はな)ちゃんに,クイズを()すね。一生(いっしょう)けんめいに(かんが)えてね。」

花ちゃん
「うわあー,(たの)しそうだわ。」

オーくん
「さて,1番目ばんめのクイズだ。(うえ)のもようだけど,(なん)だか()かるかな。」

花ちゃん
(なん)だろう? どっかで()たけどな。」

オーくん
「ヒントだよ。(うえ)のもようはね,だれかの(あし)あとみたいなものさ。」

花ちゃん
「だれかの(あし)あと?」

オーくん
「あ,まちがえた。(あし)あとでなくて,()べあとさ。」

花ちゃん
()べあと? (なに)を食べたのかな。」

オーくん
「あのね,1番目ばんめこたえは,あるもの(はし)やガードレールなどにある緑色(みどりいろ)の『コケ』を()べたあとなのさ。おもしろい(かたち)をしているだろう。」

花ちゃん
「ふーむ。そうなんだ。」

オーくん
「2番目(ばんめ)のクイズにいくよ。あのね,こいつはね,しめった場所(ばしょ)(だい)すきだけど,もし,こいつを()うときに,ぜったい必要(ひつよう)なものって,なーんだ?」

花ちゃん
「ぜったい必要(ひつよう)なもの? (なん)だろう・・・。()(もの)はもちろんだけど・・・。」

オーくん
「それはね,たまごの『から』や『(かい)』なんだ。」

花ちゃん
「たまごのから? (かい)? どういうこと?」

オーくん
「こいつらはね,自分じぶんでも『から』を()っていてね,その栄養(えいよう)になるということさ。このものなんだかかったかな。」

花ちゃん
「『から』をもっている。あ! かった。カタツムリだわ。」

オーくん
「ピンポーン。そのとおり。カタツムリさ。では,最後さいごのクイズだよ。大人おとなのカタツムリと子供こどものカタツムリを見分みわけるのは,どうすればいいのだろう。こりゃ,むずかしいよ。」

花ちゃん
(ちい)さいのが子供(こども)のカタツムリ? ですか。」

オーくん
「あのね,カタツムリの(かい)のはじっこをよく()てごらん。そこがめくれていれば,大人(おとな)のカタツムリなのさ。」

花ちゃん
「ふーむ,そうなんだ。それじゃ,どんなに(ちい)さくてもめくれていれば,それは大人(おとな)のカタツムリというわけね。今度(こんど)ゆっくりと()てみるわ。」

オーくん
「そうなんだよ。カタツムリのなかまはね,昆虫(こんちゅう)(おな)じようにとても(ちい)さいもの,たとえば,(すう)ミリ()()のものもたくさんいるんだよ。」

花ちゃん
「へえー。そうなんだ。それじゃ,こんどわたしちいさいカタツムリをさがしてみるね。もし,つけられなかったら,オー君! いっしょにさがしてね。」

オーくん
「もちろんさ。あちこちてくてくしながら,いっしょにつけようね。」

カタツムリのなかまのナメクジについて
 ナメクジもカタツムリの1しゅです。海岸かいがんるアメフラシやウミウシなどもおなじ「からてたかい」です。クリオネも殻をたず,うみおよいでいる貝の1種となります。
 はしやガードレールなどで見られる上の写真のようすを,むしメガネでじっくり見ると,それはそれは感動かんどう感激かんげきものです。ナメクジにもカタツムリとおなじく,とても立派りっぱがあって,こけなど植物性しょくぶつせいのものをそぎってべています。ゆっくりとその食べるようすを見るのも,たのしいことです。
   てくてく自然散歩シリーズ
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