1.身近な自然の観察
(3)季節と生物
(108)啓蟄って言葉・・・聞いたことある?
「みなさん,おはようございます。この漢字はむずかしそうだね。読める人はいるかな?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・??????????????」
「よーく見てごらん。みんなの知っている文字があるだろう。」
「あ! 虫という文字がありまーす。」
「そうだね。よく見つけたね。虫がどうかしたのかな?」
「うーん。むずかしいな・・・。」
「この漢字はね,ちょっとむずかしい読み方をするんだ。『け・い・ち・つ』と読むんだよ。意味はね・・・どういうことだろうね。考えてごらん。」
「うーん。むずかしいな・・・。」
「ヒントはね,春ということかな。」
「そうか,あたたかくなるということかもしれないなー。」
「ピンポーン。そのとおりだね。春になるとね,どうなるかな。」
「花がさきまーす。」
「それから,それから・・・。」
「分かった。春になって,あたたかくなって,冬眠していた虫たちが出てくるということだ。」
「ピンポーン。そのとおりだね。みんなのすんでいる所は,花や虫がいっぱいで自然がゆたかでとてもステキだね。だから,いっしょにたくさんの春を見つけようね。」
「立春って,たしか,節分の次の日ですよね。」
「おいらも思い出したよ。豆まきした次の日が立春だ。」
「そうだね。そのように,昔の人は,季節を表す『こよみ』というのが24こもあったのさ。」
「え! 24こ!」
「どうして,24こもあるんですか。」
「校長先生,どうして,どうして,教えてください。」