トウショキッズ 東書KIDS

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花ちゃん・オー君・モンタ博士のてくてく自然散歩シリーズ
2.植物しょくぶつ世界せかい
 (7)菌類きんるいのなかま
(100)キノコってなんだろう(キノコのはたらきいろいろ)
写真
オーくん
「うわあー,なんだこりゃ?」

花ちゃん
「オー(くん)()らないの。これはキノコなのよ。3年生(ねんせい)と4年生が()つけてきてくれたの。サルノコシカケというキノコみたいね。」

子供2人
「この(まえ),みんなで()りに()ってきたんだ。サルがこのキノコの(うえ)にこしをかけたらしくて,そんで,サルノコシカケという名前(なまえ)になったらしいよ。」

オーくん
「へえー,そうなんだ。ところでさ,キノコっていったい(なん)なんだ。(みどり)()()()(くさ)とはちがうみたいだし,植物(しょくぶつ)でないとすると,それじゃ,動物(どうぶつ)かというと,そうでもないし・・・。」

花ちゃん
「そうね。かんたんにいうと,キノコは,カビの(なか)()ということね。」

オーくん
「カビの仲間(なかま)か・・・。あまりピンとこないけどな。」

花ちゃん
「キノコもカビも胞子(ほうし)というものでふえるんだよ。」

オーくん
胞子(ほうし)? なんだそりゃ。」

花ちゃん
「そうね,かんたんにいうと,()(くさ)のタネと(おな)役目(やくめ)()っているものね。つまり,きのこは,『カビの(はな)』と()ってもいいかな。」

オーくん
「それで,キノコって,いろいろな種類(しゅるい)があるんだろう。」

花ちゃん
一番(いちばん)(おお)いのは,ひだを()つグループね。でも,そのほかにいろいろあるのよ。」

オーくん
「ふーん。そうなんだ。でも,キノコって(なん)のためにあるの。」

花ちゃん
(おお)きく()けて(ふた)つの(やく)()があるわ。(ひと)つは,植物(しょくぶつ)動物(どうぶつ)分解(ぶんかい)して(つち)にもどすグループ。(もり)のそうじやさんのような役目があるわ。」

オーくん
「なるほどね。かれた()にはよくキノコがついているもんな。それに,()()からキノコが()えているのを()たこともあるな。」

花ちゃん
「もう(ひと)つは,キノコと()が,おたがいに養分(ようぶん)水分(すいぶん)をやりとりして,(たす)()いながら(せい)(かつ)するグループ。こういうのをむずかしい言葉(ことば)(がい)生菌(せいきん)(こん)というのよ。かわいた(つち)からの水分(すいぶん)やリンとかミネラルとかの吸収(きゅうしゅう)(おこな)って,植物(しょくぶつ)(おお)きくなるのを(たす)けるのよ。その()わりに,植物が光合成(こうごうせい)でたくわえた栄養(えいよう)をキノコは()けてもらうのね。こういうのを,共生(きょうせい)というのよ。」

オーくん
「へえー,すごいね。ほとんどお(はなし)()からなかったけど,(はな)ちゃんは,キノコ博士(はかせ)だね。おいらもこれから,キノコについても勉強(べんきょう)するぞ。」

   てくてく自然散歩シリーズ
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