トウショキッズ 東書KIDS

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花ちゃん・オー君・モンタ博士のてくてく自然散歩シリーズ
3.動物どうぶつ世界せかい
 (7)ハチ・チョウ・ガ以外いがい昆虫こんちゅうのなかま
(75)カミキリムシの特徴とくちょう
写真1
シロスジカミキリ
写真2
ゴマダラカミキリ

オーくん
「うわー! カミキリムシだ。すっごいな。かっこいいな。」

花ちゃん
(ひだり)のシロスジカミキリは,おとといの月曜日(げつようび)全校(ぜんこう)朝会(ちょうかい)(あと)に,先生(せんせい)()つけてくれたのよね。すっごく(おお)きいカミキリムシね。(なん)センチくらいあるのかしら。」

オーくん
「そうだね,5センチくらいはあるはずだよ。日本(にほん)一番(いちばん)(おお)きなカミキリムシなんだぞ。それから,(みぎ)のゴマダラカミキリは,3センチくらいあるよ。2年生(ねんせい)自分(じぶん)でつかまえたらしいよ。すごいね。」

花ちゃん
「これだけの大型(おおがた)のカミキリムシが,いろいろたくさん()られるというのは,すごいわね。」

オーくん
「そうだよ。おいらたちの自慢(じまん)(ぞう)木林(きばやし)なんだ。」

花ちゃん
「それだけ,ぼくたちのまわりにはたくさんの自然(しぜん)があるということね。」

オーくん
「そうだな。これからも,いっぱいいっぱい自然(しぜん)をさがそうね。」

花ちゃん
「そうね,そうしましょう。」

オーくん
「ところでさ,(はな)ちゃん,(した)のカミキリムシを()たことあるかい。」

写真
ルリボシカミキリ
花ちゃん
「うわー。すごい。きれい!」

「すごいね。きれいだね。それに(おお)きいね。でもね,カミキリムシを()つけてそれだけで(よろこ)んでいたのでは・・・,ちょっとね。」
モンタ博士

花ちゃん
「ちょっとって・・・,(なん)なの,いけないの?」

「せっかくだから,いろいろなカミキリムシがいるのだから,そのとくちょう,つまり,にているところとか,ちがうところとかをみんなで()つけようよ。そして,科学(かがく)していこうよ。」
モンタ博士

オーくん
「よし,いいよ。まず,カミキリのとくちょうは(なん)といってもあの(おお)きな(つよ)いあごだ。それで,(かみ)でも()ってしまうので,紙切り(むし)という名前(なまえ)なんだ。」

花ちゃん
「でも,どうして,そんな(つよ)いあごをもっているんだろう。」

「そのとおりだね。どうしてか,なぜかといろいろと(かんが)えていこうよ。だんだん,おもしろくなってきたね。自分(じぶん)の考えを()ってごらん。」
モンタ博士

オーくん
「ぼくは,やっぱりけんかするときのためかと(おも)うな。」

花ちゃん
「それから,かぶりついて()べるのにつごうがいいのかも。」

「なるほど,なるほど。それから,それから。」
モンタ博士

オーくん
「それから,カミキリムシはどれも幼虫(ようちゅう)(とき)には,()(なか)にいるだろう。そして,木の中で成虫(せいちゅう)になる・・・ん・・・だ。あ! そうか。()かった。木の中で成虫になって,それから(そと)()てくる時に,(つよ)いあごがないと,木をかじって出てこられないからかも。」

花ちゃん
「ちょっと()って! カミキリムシは()(なか)にたまごを()むんでしょう。その(とき)もし,木の(みき)がかたかったら,たまごを産めないわ。たまごを産む(まえ)に,あごで幹にきずをつけるのかもしれないわ。」

「いろいろ(かんが)えてみようよ。まちがってもいいんだ。教室(きょうしつ)はまちがえてもいい(ところ)さ。しばらく,()いておくから,じっくりと観察(かんさつ)してみよう。」
モンタ博士

   てくてく自然散歩シリーズ
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