トウショキッズ 東書KIDS

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花ちゃん・オー君・モンタ博士のてくてく自然散歩シリーズ
3.動物どうぶつ世界せかい
 (11)その無脊椎動物むせきついどうぶつのなかま
(74)ミミズだってきているんだ! 友達ともだちなんだ!
写真
オーくん
「あれ? モンタ博士(はかせ)()こうから(はな)ちゃんが(ある)いてきますね。」

「そうだね,(はな)ちゃんだね。あれ? ()(なに)()っているね。」
モンタ博士

オーくん
「おーい,(はな)ちゃん。(なに)()ってるの。」

花ちゃん
「ほうら,これは,ミミズよ。」

オーくん
「ヒエー! キャー! たすけて! ミミズだいきらいなんだ。たすけてー!」

花ちゃん
「ねえ,オー(くん)。ミミズだって()(もの),みんなみんな(とも)だちなのよ。どうしてきらいなの。(うた)にだって,あるでしょ。♪ぼくらはみんな生きている。生きているから歌うんだ・・・。ミミズだって,オケラだって,アメンボだって♪とあるでしょ。」

オーくん
「だって,ミミズは(むし)じゃないもんな。虫は(あし)が6(ほん)あるんだぜ。」

花ちゃん
「それじゃ,ダンゴムシはどうなの。(あし)が14(ほん)もあるけど,オー(くん),ダンゴムシは大好(だいす)きでしょ。」

オーくん
「うーん。そりゃそうだけど・・・。ダンゴムシはムシじゃないけど,ムシだし・・・。 こまったな。」

「まあまあ,二人(ふたり)とも,このさい,()(もの)(なか)()()けについて(かんが)えてみよう。まずね,(あし)が6(ほん)の生き物,これを(むし)昆虫(こんちゅう))というけど,むずかしい言葉(ことば)で,節足(せっそく)動物(どうぶつ)(ふく)まれるんだ。ムカデやカニ,クモなどもこの節足動物の仲間なのさ。」
モンタ博士

オーくん
「それじゃ,ミミズは?」

「ミミズはかんけい動物(どうぶつ)というんだ。漢字(かんじ)環形(かんけい)()いて,(まる)(かたち)()(もの)という()()なのさ。ミミズを輪切(わぎ)りにしたら丸いよね。ゴカイとか,ヒルも環形動物だね。」
モンタ博士

花ちゃん
「ミミズって,地面(じめん)(つち)をいい土にするのよ。だから,さわってもだいじょうぶ。()(もの)()(ぶん)()でさわらないとダメなんですよね。モンタ博士(はかせ)。」

オーくん
「そうか,()かった。おいら,これからミミズと仲良(なかよ)くするよ。ところでさ, どうしてミミズってやつは,いい(つち)()えることができるの。」

「ミミズみたいに(つち)(なか)生活(せいかつ)する動物(どうぶつ)を,むずかしい言葉(ことば)で『土壌(どじょう)動物(どうぶつ)』と()うけど,これらの動物のはたらきとして,()()などを()べて,うんことしておしりから()すんだ。その(とき),土がやわらかく(こま)かくなって,たがやすということをするんだ。そして,ミミズのおなかを(とお)(とき)に,(しょく)(ぶつ)(おお)きくなるために,必要(ひつよう)栄養(えいよう)となるものになるんだ。()かったかな。」
モンタ博士

オーくん
「へーえ! なーるほど。そういうことだったんだ。ところで,ミミズは(あし)がないのに・・・,どうして(うご)くことができるんだ。よし! これは,モンタ博士(はかせ)()かないで,自分(じぶん)調(しら)べてみよう。てくてくをお読()みのみんなも調べて。」

   てくてく自然散歩シリーズ
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